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立候補したい気持ちもわかるけど…

2010/02/02(火)

2010年2月1日:2018年または2022年のワールドカップ開催地に立候補している国のなかには、すぐにでもこのイベントを開催できるところがいくつかある。そのうちの一つは、もちろん日本で、大会の円滑な運営と成功を保証するのに必要なスタジアム、インフラストラクチャ、ファン層をすべて持ち合わせている。
ただし、そうだからといって日本が再び開催地に立候補するのが名案だとは私は思わない。とくに2002年に韓国(同じように2022年開催に限定して立候補を表明)とワールドカップを共催したばかりのこの時期には。

まあ、日本の開催地立候補もわからないでもないし、過去の代表監督であるフィリップ・トルシエやジーコイビチャ・オシムをはじめとする多くの人々の支援もあるにはあるが、私には、勝つチャンスはひいき目に見てもごくわずかであり、勝つ確率は2016年のオリンピック開催都市に立候補した東京よりもはるかに低いと思えるのだ。
第一に、2018年ワールドカップはヨーロッパ開催が確実な情勢だ。フットボールが隆盛しているこの大陸で2006年のドイツ以来ワールドカップが開催されていないということになるからだ。FIFAのゼップ・プラッター会長もそのような発言をしており、他の大陸には開催の見込みはまったくないようである。1966年の開催国であるイングランドが2018年大会開催の本命と目されているが、ロシアもダークホースとして台頭してきており、12月のFIFAの投票でサプライズを起こす可能性も否定できない。

したがって、日本の最大のチャンスは2022年になるのだろうが、やっぱり私には日本以上に可能性のある国があるように思える。たとえば、これまで開催経験がなく、FIFA にとって新しいマーケット、新しいフロンティア開拓のチャンスとなる国々である。
具体的に言えば、オーストラリアが頭に浮かぶし、2022年はオーストラリアで開催してもいいと思う。オーストラリアは素晴らしいスポーツ国だし、ファンタスティックなワールドカップとなるだろう。オーストラリアはラグビー・リーグ(13人制ラグビー)やラグビー・ユニオン(15人制ラグビー)、オーストラリアン・フットボール、クリケットと比べてサッカー(この場合、まさに「soccer」という用語の使用が適切なのかもしれない)があまりなじんでいないという評論家もいるが、大都市のスポーツ好きな住民は大会を心から楽しむだろうし、ワールドカップを一つの長いお祭りに変えてしまうかもしれない。

2000年のシドニー・オリンピックのときにキャンベラとブリスベンで日本代表の試合を観戦する際にあちこちを旅したが、その雰囲気は信じられないほどで、もしワールドカップが開催されれば同じように素晴らしい雰囲気は再現されるが、その規模は海外からやってくる数千人の旅行者をも巻き込み、はるかに壮大なものになるに違いないと確信したものだ。

日本の立候補にはリスクはないが、正直言って、2002年からそれほど離れていない時期にまたも立候補を決めた理由、それから関係者が勝てると思っている理由が私にはわからない。
もし日本が2018年大会の開催地となれば、いや2022年大会の開催地になっても、南アフリカ大会で岡田武史監督の代表チームが準決勝に進出する以上のビッグ・サプライズとなるだろう。

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コメント

素人の勝手な予想ですけど、立候補する事によって国内のサッカー環境を国の援助によって整えたいのでは?

協会が今回のために大阪に大型スタジアムを作るという
記事を見て思いました。

投稿: あい | 2010年2月 9日 (火) 07時59分

岡ちゃんじゃないなsweat01
ベスト16いったらビックさプライズだなscissors

投稿: リケルメ | 2010年2月 6日 (土) 14時47分

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