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稲本にも、岡田監督にもグッド・タイミング

2010/01/19(火)

2010年1月18日:稲本潤一がワールドカップ・イヤーの年頭に帰国し、川崎フロンターレ入りするのには納得だ。かつてのガンバのアイドルはこれまで数シーズンに渡ってヨーロッパで苦労を重ねてきたが、フランスの地は彼にとってはもはや「遠すぎた橋」であり、撤退すべき時期にさしかかっていた。非常に困難な環境のスタッド・レンヌではそれほどの印象を残すことができず、彼はついに、「もうやることはやった、Jリーグに戻ろう」と決心したのだ。
稲本にとってはグッド・タイミングである。南アフリカに向けての代表チーム強化の過程で彼にスポットライトが当たることが多くなるだろうし、彼自身も毎週、試合勘を養うことができるからだ。

代表監督の岡田武史にとっても、これは嬉しいニュースとなるだろう。レンヌのベンチで陰に隠れた存在となる代わりに、「イナ」が継続してプレーできることは分かっている。中盤のエンジンルームについては、岡田監督のお好みは長谷部遠藤のコンビなのは明らかだが、稲本がスタメンに割って入る可能性もまったくないとは言えない。彼のボールを奪う能力、身体的な強さと経験は日本代表にとって大きな戦力となるからだ。

また、すでに整っているチームに稲本が新加入したフロンターレでは、高畠監督が新シーズンの開幕週にどのような選手起用をするのかも興味深い。昨シーズン、関塚監督が好んでいたのは、中盤の中央で谷口横山がプレーし、(中村)憲剛がピッチを幅広く動き回るかたちだった。
谷口と稲本は、似ている点がとても多くある。二人とも自陣から相手陣まで精力的に動き回り、自陣の深い位置から駆け上がって攻撃に参加する選手である。もっとも、空中戦にかけては、稲本も谷口の非凡な能力にかなわないだろうが。
横山は関塚監督のお気に入りだったが、谷口と稲本が強力なコンビネーションを築けるのが証明されると、レギュラーに入るのは難しくなるかもしれない。

実は私は、2シーズン前に高畠監督が指揮を執った際に採用していた、憲剛と谷口のパートナーシップを中心とした実質4-2-4のフォーメーションが好きだった。おそらく高畠監督は今回もこのかたちを試すものと思われ、その際には憲剛がフォワード3人の後ろというはるかに前の位置でプレーし、稲本が谷口の横に来るのだろう。

名古屋グランパスと同じように、フロンターレも戦力層が厚く、それぞれの監督は適切な組み合わせを発見するまで時間がかかるかもしれない。ただし、稲本がベンチで過ごす日々が終わったのは確かであり、Jリーグ全体にとってもこの人気者の復帰はメリットとなることだろう。

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コメント

海外リーグに長くいたイナが日本リーグに適応できるのか疑問です。

高原のようにならない事を祈ります。

投稿: 彼女 | 2010年1月19日 (火) 13時57分

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