« タフな初戦に対する岡田監督の現実的な見解 | トップページ | 日本代表が香港で得た教訓 »

努力や闘争心に勝るものはない

2009/12/14(月)

2009年12月11日/香港発:私は日本に長く居過ぎたのかもしれない。ときどきそう思うことがある。
例えば昨夜(木曜日)のこと。私は香港メディアの友人に、東アジア大会のサッカー準決勝、日本代表対韓国戦の、土壇場での2-1の勝利についてどう考えているか尋ねてみた。私は彼から日本代表のフォーメーションや戦術、戦略に関する答えが返ってくると思っていた。しかし、彼はこう言った。
「日本には感心したよ。最後まで諦めずによく戦ったからこそ、延長戦後半ロスタイムでゴールが生まれたんだ」。

思えば、これはごく当たり前の答えである。私は、こんな質問をしたことを恥じた。だが、これが日本に長く滞在したことの代償なのかもしれない。試合の根本的な要素である努力やハードワーク、チームワーク、そして前向きな姿勢、こうしたものをつい忘れてしまう。彼らU-20日本代表の勝利が、日本でどれほど報道されているのか私には分からないが、香港スタジアムでのこの夜は間違いなく、忘れえぬ一夜となった。

前半9分、日本は山本康裕ジュビロ磐田)の鋭いシュートで先制した。しかし韓国も11分後、フリーキックから同点に追いついた。30分の延長戦に入っても、両サイドはまったくの互角。このまま勝負はPK戦で決まるものと思われた。延長戦ロスタイムに入り、それを救ったのが永井謙佑(福岡大学)だった。右サイドから中央へ切り込み、韓国のGKとディフェンダーのプレッシャーを受けながらもファーコーナーへ渾身の決勝ゴール、日本ベンチを歓喜に沸かせた。

私の隣に座っていたもう一人の友人は、マイケル・オーウェンのようなシュートだったと言った。だがしかし、ジョージ・ベスト(北アイルランド代表)の頃からのマンチェスター・ユナイテッドファンとして彼はそう言ったのであって、より伝統を重んじる私としては、スコットランド代表とリバプールのマエストロ、ケニー・ダルグリッシュのような角度のあるシュートだったと思っている。

いずれにしても、試合開始から121分、苦労しながらも試合終了まで戦い続けた日本代表に永井が勝利をもたらしたのだ。時として我々は、日本のサッカーを語るときに戦術や技術そして戦略に着目しがちである。しかし、これらも木曜日の東アジア大会で日本代表が見せたような闘争心や姿勢がなければ無意味なのだ。

土曜日、北朝鮮をPK戦の末に破った香港との決勝戦は、素晴らしい試合になることだろう。日本でも決勝戦が見られることを、私は願っている。

固定リンク | コメント (6)

コメント

柔道は日本人以外ほとんどやってないんだから日本一=世界一が当たり前

投稿: | 2009年12月17日 (木) 08時47分

柔道とサッカーはどうしてこうも違うのか? それは競技が違うからでしょ
個人競技と団体競技。球技かどうか。全くベクトルが違うと思いますし、サッカーは日本発祥の競技でもない。
まぁ比較できる人の脳味噌が(ry

投稿: | 2009年12月15日 (火) 03時04分

柔道みたいなマイナー競技と較べてもね‥‥

投稿: | 2009年12月15日 (火) 02時10分

決勝は香港の地元で優勝したいという気持ちがほんの少し日本を上回ったように見えました
香港におめでとうと言いたいですね
それから、小さな大会なので日本ではほとんど報道されてませんが
U-20の選手たちの努力の結果は消えないので素直に準優勝おめでとうとも言いたいです

投稿:   | 2009年12月14日 (月) 22時43分

競技は違いますが、
昨日の柔道グランドスラムで活躍する日本選手を見て、
勝負に大切なのは、相手よりも勝る精神力だと、改めて感じました。

同じ日本人アスリートなのに、柔道家とサッカー選手ではどうしてこうも違うのか。とても考えさせられました。

投稿: たか | 2009年12月14日 (月) 18時26分

決勝は凄い盛り上がったみたいですね
香港でもトップニュースだったとか
日本は・・・言いたくないね

投稿: | 2009年12月14日 (月) 14時18分

この記事へのコメントは終了しました。