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俊輔についての岡田監督の言は正しい

2009/12/21(月)

2009年12月18日:不遇を託(かこ)っている中村俊輔に、強力なサポーターが現れた。岡田武史監督である。
ハイペースのスペイン・サッカーになかなか対応できずにいる中村だが、岡田監督は、エスパニョールでの最初のシーズンがどうであれ、来年6月のワールドカップでは中村が代表のキーマンであることに何ら変わりはないと明言した。

現時点では、この左利きのプレイメーカーはリーグで自身のポジションを確立できずにいる。リーガはテンポが速いだけでなく、テクニックも必要。そして選手、とりわけMFは90分間動けるだけのスタミナと、フィジカル面の強さが要求される。さらに、彼はリーグの強豪チームでプレーしているわけではない。これは、弱小リーグの強豪チームでプレーし、毎週のように彼の持てる限りのテクニックを披露できていたセルティックでの4シーズンとまったく違う。
中村がスコットランドからスペインへあっさりとステップアップできると考えていた人がいたならば、それはまったくの見当違いというものだ。何より、移籍した時点で彼は31歳だった。それは一般に選手のピークと言われている年齢よりも3歳過ぎていたのである。

最近、フィリップ・トルシエ氏とエスパニョール監督のマウリシオ・ポチェッティーノ氏が中村の悪戦苦闘についてコメントしている。中村に対して常に辛口で、彼を持ち上げるメディアを嫌っていたトルシエ氏は、岡田監督はワールドカップでは中村を先発から外すべきだとまで言った。トルシエ氏によれば、中村の存在がチームの他のメンバーを抑えてしまうことがあり、彼がいなければチームはもっとダイナミック且つ多種のオプションプレーを使えるという。

自身のレベルに完璧にマッチし、2009-10年シーズンを通して十分にプレーできることが確約されていたセルティックに残留することやJリーグの横浜F・マリノス復帰するのでなく、エスパニョール移籍を選んだ中村の決断は正しかったのだろうか?
これについては今週、岡田監督が語った言葉が的を射ている。監督は、中村の個性と野望を顕著に表したその決断を支持した。スペインでプレーすることは中村の夢だった。そしてこれが彼の最後のチャンスだったのだ。受けるのは当然である。

中村にとっては、マリノスに復帰し群がるファンとメディアの上に胡坐をかいて楽をするのが簡単な選択だった。だが彼は31歳というピークを過ぎた年齢ながら、そんな気分にはなれなかった。おそらく、“中村がマリノスへ”という話はまたすぐに出てくると思う。しかし私は、彼が少なくともシーズンが終わるまではエスパニョールに残ってくれることを願っている。

5月になれば状況もよりはっきりしてくるだろうし、岡田監督も、ワールドカップが近づけば中村の肉体的、そして精神的な強さの程度を量ることができるだろう。監督は、中村により厳しく接したり、クラブのためにプレーしていなければ国のためにプレーはできないと警告を与えたりもできるのだが、現時点では彼は正しいことを言っている。

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コメント

すでに使えない選手だけどね
香港戦でもあの体たらく

投稿: | 2009年12月27日 (日) 21時34分

サッカー選手のピークは20台中盤から後半です
バロンドール受賞者は99%この年代で受賞してる

投稿: | 2009年12月26日 (土) 14時56分

この件に対する不満はひとつで、もし仮に、中村俊輔が使えないとなったときにどうするのか、という部分でこの監督がまったくの無策に見えること。
本田で置き換えてそれでうまく行くってもんでもないし

投稿: | 2009年12月24日 (木) 12時38分

代表での俊輔について私は彼がスタメンで本当に大丈夫なのか不安です。
セルティック時代も、確かにリーグでは活躍したかもしれませんが、レンジャースやCLではほとんどの試合足を引っ張っていたと思います。
これまで見てきて、彼は自チームより弱い相手には活躍しますが、強い相手には何もできない。ワールドカップの日本の対戦相手は3チームとも
明らかに格上です。そんな相手に彼は必要なのでしょうか。

私も彼が試合に出れないからといってすぐ日本には帰ってほしくないです。本人の意思で夢のスペインに挑戦したのだからできるかぎりエスパニョールで頑張ってほしい。

投稿: たか | 2009年12月24日 (木) 05時44分

>4

脳内ネット世論批判乙

投稿: | 2009年12月24日 (木) 04時16分

俊輔への当て馬としての本田に過度な期待を抱くネット世論は正直理解不能

投稿: | 2009年12月24日 (木) 01時37分

スペインで活躍出来ないのはサッカー知ってる人なら誰でも分かってたでしょ。
彼は何様のつもりか代表での試合後は非常に高飛車な発言を続けている。
そしてここ数試合を見てもチームに必要無い存在である。
サイドハーフの彼がボランチの位置に下がってしまうので、ボランチの選手が守備に追われて可哀想だった。
オランダ戦では向こうの監督に名指しで穴だと言われる始末。
トルシエの様に本大会で外しても、最早彼を擁護するのは頭の悪い取り巻きのマスコミだけだろう。

投稿: | 2009年12月21日 (月) 23時21分

キリン杯、香港戦の3試合は日本代表が格下相手に大勝しました。
そこで中村の動きはどうでしたか?
他の代表選手が次々とアシストとゴールを決め、常に相手に危険な
プレーをし続けたのに対し、中村は何の貢献もできませんでした。
セルティツク最後の年もそうでしたが、明らかに、急速に選手と
しての能力が低下しています。年齢はどうでもいいです。
力が衰えている事実が重要です。
トルシエの発言は正しい。
中村、岡田、サッカー協会はアディダスとの契約で強く結ばれています。
実力も実績もあるのに呼ばれない選手がいる反面、呼ばれる選手がある。
そういう人々のスポンサー契約について良く調べると、
別の事実が見えてくるはずです。
公正な選手選考の上で、最強の日本代表で戦ってほしいものです。
代表は一部の人間の所有物になってはならないのです。

投稿: | 2009年12月21日 (月) 18時52分

いつも拝見してますが、一般的にピークというものが決まっているなんてきいたことがありません。かつてオシムもベテランなんて日本にはいないって言ってました。自分も俊輔はまだまだ走れて適応できると考えてます!

投稿: ジェフさぽ | 2009年12月21日 (月) 15時54分

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