長期的将来の有望株 ~原口元気~
2009年8月15日:3連中の浦和レッズ。しかし若い選手たち、少なくとも一人の有望な若手選手を擁する彼らは、まだまだ優勝を諦めていない。原口元気がまさにその一人。彼は若手の中で最も可能性を持った選手のように見える。そう、今年すでに代表デビューを果たし、J1で早々に存在感を示した山田直輝もまたその一人だ。とはいっても、長期的に見て原口の方がより優れているように私は思う。彼は南アフリカ・ワールドカップ以降、日本代表のキープレーヤーとなることだろう。
原口は身長177cm、バランスも良くボールタッチもうまいのだが、体重が63kgと若干軽い。ここ数年のうちに少し体重を増やすことができれば、彼は日本の主力選手となることだろう。ゆったりとした走りと、左右どちらのウィングからでも中へ切れ込む能力は、若かりしクリス・ワドルを思い起こさせる。さらに言えば、原口は閃きも併せ持っている。
先日、名古屋でのこと。レッズは0-3で敗れたが、その試合で原口が左サイドから前線を突破しシュートを放ったシーンがあった。シュートは横にそれてしまい、エリア端でノーマークでウィングからのパスを要求していたロブソン・ポンテはかなり不満そうだった。ポンテが原口を叱責していたとき、この若者は逆にポンテに食ってかかっていた。若い日本人選手が臆することなく、大ベテランの外人選手に対峙するのを見て、良いことだなと思った。日本人選手はシュートを打たないという批判があるなか、原口が思い切りよくシュートしたのを見て、私は嬉しかった。もし彼がポンテにパスを出していたとしたら、私は逆に非常にがっかりしただろう。
若干18歳、彼の持つ将来への可能性をしても、現在は山あり谷ありのキャリアを歩むことになるだろう。フォルカー・フィンケ監督は、チーム状態や選手の状態が悪くなってきたときに、いつ彼を非難の矛先から守ってやるか十二分に承知しているはずだ。
3連敗を喫し土曜日のガンバ大阪戦に臨む若い原口には、すでに大きなプレッシャーがかかっている。このプレッシャーが、将来有望な原口の思考に悪影響を与えないよう願うばかりだ。
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コメント
ジェレミーさん、プレミアリーグをTVで観戦していて、リプレーの前後に優勝カップみたいのが発光しながら出て来るのですが、これが邪魔になって気が散ってしまい、試合に集中できません。どうにかならないものでしょうか?(ジェレミーさんに言ってもしょうがないか)私は、プレミアリーグを尊敬しておりますが、この他にもテロップを伸縮・回転・発光させているのも、同様に気が散ってしまい、イライラしてしまいます。
英国のスタジアム・カメラワーク・応援スタイルには、本当に感服致しますが、リプレーの前後に余計な映像を入れるのと、テロップを伸縮・回転・発光させているのだけは、珠に傷だと思います。ジェレミーさんは、いかがお考えでしょうか?
投稿: | 2009年8月19日 (水) 03時56分
山田は怪我の多さが気になりますね
小野みたいに癖にならなければいいけど
投稿: | 2009年8月17日 (月) 15時31分