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ダービー・デイの明暗

2009/06/18(木)

2009年6月16日:土曜日の埼玉ダービーのことを書きたいのだが、何から書き始めればいいのやら。6-2という結果となったこの試合には、レッズにとって明るい話題、アルディージャにとって暗い話題が非常に多くあったのだ。

レッズについては、試合前の段階で感じ入ることがあった。メンバー表の18人のうち少なくとも8人が、クラブのユースチームから直接昇格してきた選手たちだったのだ(先発4人、ベンチに4人)。先発の常連のうち、代表チームに招集されている都築、闘莉王、阿部と、故障者リストに入っているポンテと田中達也が欠けていた。そして、レッズはいつも厳しい戦いになるダービー・マッチに大差で勝利し、ドイツ人監督のフォルカー・フィンケはチームの進歩に満足感を抱いた。

6ゴールのなかには、とても鮮やかなものもいくつかあったが、私のお気に入りは5-1とした原口のシュートだ。最近の原口は、同じ十代の同僚・山田直輝の急成長によって影が薄くなっていたが、この試合では美しいシュートを決め、その潜在能力を証明した。ディフェンダーをかわしてから右足で放った、カーブのかかったシュートは、飛び出したキーパーの指先をかすめ、ゴールラインにいたディフェンダーの頭上を通過してゴール上隅に突き刺さった。
原口は凝りすぎることがよくあり、すでにスペースができているのにボールタッチを増やしてしまう傾向があるが、今回は言うことなしで、華麗な足技によってシュートの角度を作り、それから鮮やかなフィニッシュ。迅速かつ冷静だった。

エジミウソンと高原がサイドの2人の若者と上手く連係し、細貝と鈴木が中盤の底をしっかりと固めていたので、大宮には赤い軍団の侵入を阻む術はなかった。しかも、10人となってはなおさらである。
細貝のファーサイドへのクロスを追いかけるとき、なぜ藤本が高原の背中を押さなければならなかったのかが、私には理解できなかった。背中を押していたことはメインスタンドの中段からでもはっきりわかったし、タカ(高原)がボールに追いつくとはとうてい思えなかったのに。藤本は2枚目のイエローカードで退場処分となり、エジミウソンがPKを決めて2-0。しかも、アルディージャは10人なのだから、この時点でゲーム・オーバーである。

大宮は、クロアチア人センターバックのマト・ネレティアクがリーグ戦に備えナビスコカップは不出場。レッズのまずい守備のおかげで2点を奪ったのがせめてもの慰めで、苦境に耐え、苦境から脱出しようという意欲は試合途中で萎えていた。もちろん、38分に先制点を決められるまではよくやっていたように見えたし、山田直輝のゴールは明らかにオフサイドであるように見えたが、それも後半の瓦解の言い訳にはならない。
ナビスコカップの最初の3試合では勝点7を獲得し、失点はわずかに1だった大宮は、広島で0-7、ホームでマリノス相手に1-3、さらに今回レッズに2-6と3連敗し、以降の3試合で16点を献上するはめとなってしまった。
埼玉ダービー? どちらかというと、ぶち壊しダービーだったかな。大宮には、リーグ戦再開に向けての課題が山積となった。

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高原復調に期待するしかない
玉田・・・

投稿:   | 2009年6月18日 (木) 15時33分

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