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播戸の大はしゃぎとキム・ナミルのロング・オウンゴール

2009/05/14(木)

2009年5月12日:FIFA会長のゼップ・プラッター氏がことあるごとに言っているように、サッカーは情熱と感動のスポーツである。問題は、情熱も感動も度が過ぎると、イエローカードをもらってしまうという点だ。播戸竜二を見れば、それがよくわかる。

土曜日の万博記念競技場、播戸が交代で入り、10分後に今季初ゴールを決めたとき、スタジアムは喜びに包まれた。ゴール下隅への冷静なフィニッシュは、右側を走り込んできた播戸にぴたりと合わせた遠藤の質の高いパスから生まれたもので、これでレイソルは息の根が止まり、0-4の敗戦を受け入れるしかなかった。
播戸は自分のプレーが大好きなようだ。ゴールを決めたあと広告板を飛び越え、シャツを脱ぎ、それを頭上でくるくる回しながらトラックを疾走する姿を見ていて、それがよくわかった。チョ・ジェジンレアンドロの加入によりスタメン獲得が困難になったが、その存在感をアピールしたいという彼の意欲は変わっておらず、ゴールとイニエスタ・スタイルの喜び方で見事アピールを果たし、結果的にイエローカードをもらってしまったのである。
もっとも、やって良かったと播戸は感じているに違いない。ベンチで待機していた憤懣(ふんまん)をぶつけるにはそうするしかなったのだろう。まあ、いろんな意味で胸のつかえはとれたと思う。

同日の午後のヴィッセル神戸名古屋グランパス戦では、面白いとも、奇怪ともとれる出来事があった。
私が言っているのはもちろん、ヴィッセル神戸のミッドフィルダーであるキム・ナミルのおかしなオウンゴールのことである。
テレビのリプレーを見ると、彼は長距離のバックパスを出してから、いったんはグランパス陣にしっかりと「動き出し」をし、それからまた自陣に戻って自分のパスがキーパーの榎本の手を掠めてゴールに入るのを見ていなければならなかった。グランパスのストライカーのダヴィは、ボールがゴールラインを横切るずっと前から祝福を始めていた。ヴィッセルのディフェンス陣にとっては手の打ちようのない状況だった。

今後、ヴィッセルと対戦する度にこのときのことをあてこすってやろうとグランパスのファンが思っているのなら、昔のトッテナムのファンが北ロンドンの憎きライバルであるアーセナルをあざけるために歌っていた歌を参考にするのも悪くない。
この歌の主人公はかつてトッテナムに所属していたミッドフィルダーのナジーム。サラゴサに移籍した彼は1995年のヨーロッパ・カップウィナーズカップ決勝のアーセナル戦に出場し、アーセナル陣に20メートルほど入ったところの右タッチライン沿いからロングシュートを決めたのである。ゴールキーパーのデビッド・シーマンがゴールラインから離れているのを察知した、ナジームのクロスバーの真下に落ちる正確無比なロブは、トッテナム・ファンからも祝福を浴びた。「ナジーーーム・フローム・ハーフウェイライン(ハーフラインからナジーム)!」という歌によって。
「ナミーーール・フローム・ハーフウェイライン!」とすると、語呂もぴったりだと思うのだけどね…。

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あてこすってやろうと思ってますw

投稿:   | 2009年5月16日 (土) 02時09分

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