山瀬、前田の代表復帰は?
2009年5月15日:これからの5試合の日本代表メンバー、約26名の選出に向け準備を進めている岡田武史監督だが、すでに何名かの選手の名前が候補として挙がっている。岡田監督にとって、6月前半に行なわれるワールドカップ予選、重要な3試合に先駆け5月27日、31日に開催されるキリンカップの2試合は、さまざまなことを試す良い機会なのだ。今回の代表チームにはヨーロッパ組も含まれる。とはいえ、監督がキリンカップでそのうち何人使うのかはまだ分からない。
中村俊輔を例にとってみよう。金曜日、JFA(日本サッカー協会)によると、スコットランドのシーズン終了目前の中村は体調が万全でないうえ、グラスゴー・レンジャーズとの緊迫した優勝争いの真っ只中のセルティックはまだ重要な試合を2試合残しているという。セルティックのシーズン最終戦は5月24日、ホームでのハート・オブ・ミドロシアン戦となる。岡田監督はキリンカップではメンバーから外し、ワールドカップ予選まで温存するかもしれない。中村には休養が必要だと思うし、何より、彼について岡田監督は知り尽くしているはずなので、私も監督がそうしてくれることを望んでいる。
となると、4-2-3-1のうち3つの攻撃的MFのポジションのうち、右側が1つあくことになる。私としては、そのポジションで是非見てみたい選手がいるのだ。
その選手とは、岡田監督もよく知っているが、山瀬功治である。体調が万全のときの山瀬は実にダイナミックで、ディフェンダーにとって厄介なプレーヤー。速いテンポでのプレー、1対1のプレーを好み、距離のあるシュートでも恐れずに打っていく。事実、彼はゴールゲッターをサポートする攻撃的MF、中央でも左でもどこのポジションでもプレーできる。そういうクォリティを持った選手なのだ。
山瀬はチームに多くの貢献ができるはずだし、このレベルで十分やっていくことができるのだということを証明しなくてはならない。私は、山瀬がいま一度チャンスを与えられるよう願っている。また、もし彼がもう一度選ばれたなら、私たちがマリノスでプレーする山瀬に見ているようなセンスと自由奔放さ、そして積極性を見せてほしい。
代表復帰の可能性があるもう一人の選手は、ジュビロ磐田のFW前田遼一である。前田もまた怪我で代表から遠ざかっていたが、健康な彼は実に活発で効果的なプレーヤーだ。
前田は韓国からの助っ人、李根鎬(イ・グノ)と、抜け目のないジウシーニョに囲まれ、素早い動きと周囲の選手の繋ぎ役としてラインを引っ張っている。それはまさに岡田監督が代表チームに求めているものである。
選手の選考については、岡田監督には非常にたくさんのオプションがある。5月21日、JFAハウスで行なわれる選手発表に向けて、監督の頭のなかには山瀬功治と前田遼一の名前があるはずだ。
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コメント
山瀬は見たいですね、ホントに。FC東京の石川は最近キレキレでしたが、怪我をしたので残念。
VVVの本田がオランダ2部のベストプレーヤーに選ばれたとか…日本人として嬉しいですが日本代表には全く合わない本田、、オランダで頑張って欲しいです
投稿: LiLy | 2009年5月21日 (木) 00時27分
山瀬、いいですよね!!
投稿: ケイ | 2009年5月20日 (水) 17時03分
今日のACL見た感じだと小笠原を試してほしいという気分になった
ケンゴや遠藤に全然負けてないと思う
投稿: | 2009年5月20日 (水) 01時55分
いつも楽しんで読ませていただいております。
そのポジションであれば、私はFC東京の石川が面白いと思うのですが。
まだ早いですかね。
投稿: パヴァーヌ | 2009年5月19日 (火) 12時14分