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危険人物はやはりケーヒル

2009/02/05(木)

2009年2月3日:先日、エバートンのホームページを見ていたら、ビッグ・サプライズが2つあった。最初のサプライズは「最近の故障情報」を知らせるセクションが設けられていたこと。もう1つは、そのリストにティム・ケーヒルが載っていなかったことである。
クラブがわざわざウェブ上にスペースを割き、故障の情報と故障した選手の復帰見込みを報じているという事実は、モダン・サッカー、とりわけ身体的に過酷なイングランド・プレミアリーグの慌しいペース、慌しいスケジュールを如実に示すものだ。

ご存知のようにケーヒルも標準以上の頻度で負傷を重ねており、いつもケガからの復帰を目指しているように思えるくらい。しかし、エバートンでの最近のパフォーマンスを見たところ、この攻撃型ミッドフィルダーは元気満々、来週横浜で行なわれるワールドカップ予選の大一番では日本にとって危険な存在となりそうだ。
ピム・ファーベーク監督が俊輔の華麗な左足からのボール供給を遮断する作戦に出るのなら、岡田武史監督は要注意人物として必ずケーヒルをマークするだろう。

3年前の夏、カイザースラウテルンで戦われた炎熱のワールドカップ初戦、途中交代で入ってきたケーヒルが日本代表に与えたダメージも、あるいは2度のゴールシーンの度に見せたボクシング・スタイルの歓喜のポーズも、忘れてしまいたい思い出だ。
これらのイメージは、あの試合を観戦した日本のファンにとってはまさにトラウマとなっているに違いないし、PK戦でオーストラリアを葬った2007年のアジアカップで日本がワールドカップの「借りを返した」とは、私は考えていない。ワールドカップでの負けはずっと重いものであったし、このアジアの2強を論ずるとき、今も世界の人々はあのときの結果を思い出すのだ。

ケーヒルはやはり危険な人物である。とりわけ、中盤からタイミングよく駆け上がってきたときには。彼はヘディングに長けているので、日本代表は、闘莉王と中澤、2人の長身選手がセットプレーでオーストラリアの中心的なストライカーに気をとられている場合、彼のクレバーな走りを用心深く監視していなければならない。
オーストラリアは、優れた能力を持つブレット・エマートンが右サイドにいなくても――ブラックバーン・ローバーズのスターは、深刻な膝のケガにより今シーズンの出場が絶望的となっている――ファーベークには、この横浜での大試合に招集できる経験豊かな手駒が豊富にある。
誰よりも怖いのは、絶好調のティム・ケーヒルである。

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コメント

相手が長身だからって特別なことする必要はないと思う。
W杯のときもアジア杯のときもヘディングで負けてる感じじゃなかったし、むしろ別のフィジカル的な要素の問題かと。
だから相手が長身だから低くて早いセンタリングとか、そういう気の使い方はしない方がいい気がする。
もちろん、ケーヒル要注意は変わりませんが。

投稿:   | 2009年2月 5日 (木) 15時38分

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