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惨敗の中で光った稲本

2009/02/02(月)

2009年1月30日:水曜の夜、バーレーンでの0-1の敗戦。日本は負けるべくして負けた。特にディフェンス面ではまったく良いところがなく、後半に入って同点に追いつこうとするなか、バーレーン・ゴールにプレッシャーを与え続けることさえできなかった。
当然ながらチャンスはあった。とりわけ前半、田中達也のスライディングしながらのボレー、そしてキャプテンの中澤佑二から賞賛された岡崎のニアポストからのヘディングシュート。それでも、日本のプレーは引き分けにも値しなかった。

中澤はディフェンス面でカバーリングと積極果敢なプレーでゲームを支配し、日本を重たい敗戦から救おうとした。試合終盤には“闘莉王スタイル”で何とか日本を奮い立たせようとしたが、士気の上がらないチームメートからのサポートはあまりにも少なかった。
中澤以外で目立ったのは、中村憲剛と並んで岡田武史監督の4-2-3-1フォーメーションの、ミッドフィールド中央で先発出場した稲本だった。イナはルーズボールを追い自陣深くまで戻ったり、ミッドフィールドから鋭いパスを送ったりと積極的なプレーを見せていた。セットプレーでも、ペナルティエリア付近にできたスペースを見逃さず走りこみ、良いシュートを放っていた。彼の落ち着いたプレーは、ホームでのワールドカップ予選、対オーストラリア戦の代表メンバー入りを確実にしたと言えるだろう。

一方、GKの川島は、前へ出るべきか、出ざるべきかのタイミングがつかめず右往左往していた。DFの寺田は、後半は落ち着きを取り戻したものの、前半のプレーは酷いものだった。特筆すべきは、彼の犯した非常にJリーグらしいミスである。左サイドでルーズボールを追っていた彼は、バーレーンの右ウィングプレーヤーにいともあっさり抜かれた。
私がなぜこれを“Jリーグらしいミス”と呼ぶのかと言うと、こうしたミスをJリーグでよく見かけるからだ。馴れ合いのなかでプレーをすると、えてして基本を忘れてしまう。この場合は、ボールを蹴り出しスローインにすべきであった。

また、内田は試合を通して非常におとなしかった内田。彼は右サイドのかなり深い位置からのフリーキックをまるで居眠りでもしているかのようにぼんやりと見送り、左ウィングのサルマン・イサにあっさりとヘディングシュートを打たれ、ボールは飛び出した川島の上を超えゴールに吸い込まれた。
左サイドバックの長友もまったく彼らしいプレーができず、憲剛も、稲本が頑張っていた分、守備的な負担は少なかったはずなのに、中盤でまったく仕事ができていなかった。

攻撃陣はと言えば、岡崎、田中、本田圭佑のラインに玉田のワントップはまったく機能していなかった。玉田は結構シャープだったが、この軽量級の攻撃陣を引っ張るよりも、左サイドでトップをサポートする方が良いのではないだろうか。
とにかく酷い試合だった。岡田監督は今後、当落線上の選手について検討を重ねることになるだろう。

クウェートに出張中だった私は、この試合をアルジャジーラTVのライブ中継で見ることができた。
テレビで見られなかった日本の皆さん、この試合には見るべきところが何もありませんでしたよ。まるで“鈴木隆行そっくりさんコンテスト”にでも出場したかのような、金髪モジャモジャ頭の本田以外はね。

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コメント

稲本は最低の出来だと思いましたが・・

トラップミスから相手にボールを奪われる、彼からの縦パスもほとんど繋がらなかったと記憶しています。

正直今のパフォーマンスでは「戦力外」じゃないでしょうか?

投稿: うーん | 2009年2月 5日 (木) 13時19分

監督にも問題ありだけど、選手が一番問題ありだなー
頼むぜ、ホント・・・

投稿: | 2009年2月 2日 (月) 15時50分

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