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タカの代表復帰も、ありえるかも

2009/02/19(木)

2009年2月18日:とにもかくにもオーストラリアとの試合がスコアレスドローで終わったのを受け、日本の次のワールドカップ予選、3月28日の土曜日に予定されているホームのバーレーン戦に関する話題がすでに囁かれ始めている。
議論の的になっているのは、相変わらずだけれど、誰かゴールを決めるのだろうかということ、あるいは日本はゴールを決めて勝点3を得られるのだろうかということである。

カターニャでプレーする森本(貴幸)を推す声もあるが、私自身はオリンピックに向かう過程の試合でも、もしくはオリンピック本大会でも、彼にそれほど強い印象を抱いたわけではなかった。例えオリンピックくらいのレベルの試合であっても、森本は国際試合では少し頼りなさそうに見えた。ただし、イタリア・セリエAでシーズンを過ごしている現在は自信も深まっているかもしれない。

熱烈な支持を受けている選手としては、柳沢(敦)もいる。柳沢は鹿島で輝かしい実績を残したあと、京都で元気をとり戻した。柳沢は精力的にチームを引っ張るだけでなく、自らいくつかのゴール――正確には、日本人最多の14ゴール――を決め、Jリーグのベスト11にも選出されている。
岡田武史監督の4-2-3-1のフォーメーションでは、ボールから離れた位置での彼の動き、とくにマーカーを振り切る加速力は連鎖的な攻撃をする上で効果的であるとも考えられる。
森本も柳沢も――柳沢については良い状態で新シーズンを迎えられたらという条件付きではあるが――バーレーン戦に招集される可能性があるだろう。しかし、私が推すのは高原直泰だ。

昨年の浦和ではシーズンを通してケガに苦しめられたタカだが、彼には高いレベルで戦えるだけの潜在能力があると、私は今でも思っている。
レッズ不振の戦犯としてタカ、それからエジミウソンを批判することは簡単だが、私はまだしばらくはタカを擁護するつもりである。というのも、レッズが抱える問題はもっと奥深いものだと感じているからだ。
ポンテの故障とコンディション不良……梅崎の創造性を活かそうとしなかったゲルト・エンゲルス監督(当時)……実績はあるものの、明らかに満足できるプレーをしていない選手に対するコーチの盲信……これらのファクターが微妙に影響し、高原はレッズでの最初のシーズンを悲惨な状態で過ごさなければならなかったのである。

しかし、かつてジュビロでプレーしていたこのフォワードは現在も国際的なレベルのストライカーで、彼がゴールの決め方を熟知しているのはその経歴を見れば明らかである。レッズが新監督のフォルカー・フィンケのもとで上手くシーズンをスタートできれば、タカもシャープでハングリーな状態になるだろうし、となれば岡田監督も彼を呼び戻したい衝動に駆られるようになるだろう。
高原の招集は、ギャンブルというわけでもないと思うんだがなあ。

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コメント

Catania striker Takayuki Morimoto watched by Everton, Man City 20.02.09 | tribalfootball.com

Catania's Japanese striker Takayuki Morimoto is attracting Premiership interest.
The 21 year-old centre-forward's form in recent weeks has attracted the attention of Premiership clubs,
with Manchester City and Everton posting scouts to watch Morimoto in action.

Morimoto is inside the final 18 months of his current Catania deal and his powerful physique and pace is
seen as perfectly suited to the rigours of Premiership football.


マンチェスターシティとエバートンが森本に興味
http://www.tribalfootball.com/catania-striker-takayuki-morimoto-watched-everton-man-city-228511

投稿: | 2009年2月21日 (土) 00時08分

ジェレミーと同意見です。去年は高原が珍しく?ゴールを決めるたびに
高原復調という記事を目にしましたが、高原はとっくにコンディション
の心配は無かったと思います。

浦和というチーム自体が酷いもので、むしろ代表にいってプレーを
続けるほうが良かったのでは。と思ってます。

だけどいつものFWの待望論は無駄で、呼ばれて無い選手が美化され
呼ばれて無得点で、また新たな待望論の繰り返しだと思う。
日本は決定力が無いんじゃなくて、攻撃力や意識が無いんだと思います。
中盤を綺麗にする為のサッカーを目指してて、
FWもそれに付き合うだけの、中盤の為だけのサッカーです。
パスを繋げる為だけのパスで、点を取るためのパスじゃないんだと思う。

投稿: | 2009年2月20日 (金) 18時32分

良いスタートが切れればね・・・
個人的には前田遼一選手にも期待してるんで頑張ってほしいです。

投稿: | 2009年2月20日 (金) 00時32分

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