« マルキーニョス。その数字以上の価値 | トップページ | ジュビロを引き上げた松浦 »

クラブワールドカップ ~サッカーのさらなる発展のために~

2008/12/15(月)

2008年12月13日:FIFAクラブワールドカップを批判し、そしてアデレード・ユナイテッドやワイタケレ・ユナイテッドのようなチームは世界のステージにはそぐわないというのはたやすいことだ。しかし、それはワールドカップ(W杯)にしても同じではないだろうか。4年に一度のワールドカップに出場する32チームは、本当に世界のトップ32チームなのか?

いや、違う。もちろんそうではない。
FIFAが世界の上位32チームでW杯を開催するとなれば、そのほとんどがヨーロッパ、そこにブラジル、アルゼンチンが加わり、そしてその他の地域から1~2チームということになってしまう。
だが私が言いたいのはそうしたことではない。
大会は、FIFAの6つの地区連盟のために開催される。そのなかで、ワイタケレ・ユナイテッドは最も力の弱いオセアニアの代表になったというだけで、それは別に非難を受けるようなことではないのだ。

現在6つの連盟が存在する以上、FIFAは全ての連盟をサポートし、全ての地域でサッカーの普及に努める義務がある。そのために、クラブワールドカップは誕生した。各大陸の大会を制し、ヨーロッパや南米の強豪チームと決勝トーナメントで対戦するチャンス。これこそがクラブワールドカップの最大の魅力であり、だからこそ、世界中のチームがこの大会への出場を狙っているのである。

マンチェスター・ユナイテッドにとっては、クリスマスや新年の行事を控えるこの忙しい時期に日本へやってくるのは面倒なことだろう。しかし、彼らの存在が大会そのものの価値を上げてくれる。これは世界のサッカーにとって大きな貢献だ。単なるプロモーションツアーでの親善試合とは違い、FIFAの公式戦、記録にも残る。
一方、日曜日に準々決勝で戦うガンバ大阪やアデレード・ユナイテッドの選手たちにとっては、彼らの生涯で最も重要な試合の1つとなるだろう。
準決勝で、世界の注目を浴びながらマンチェスター・ユナイテッドと対戦するチャンスなのである。

大会についてのネガティブな意見や出場チームの質に対する批判も少なからずある。だが、クラブワールドカップは世界中のサッカーの普及を促進するという観点から見なければならない。そうした意味で、これはFIFAの重要なイベントであり、大会の地位も上がりつつあるのだ。木曜日に東京で行なわれたアデレード対ワイタケレ戦は、ハードでフェアで、両チームが全てを出し切った、好ゲームだった。2万人近い観衆も、私も、ひじょうに楽しんだ。

そうそう、もしJリーグのチームで来シーズンに“3+1ルール”を利用してレフトバックを探しているなら、オーストラリアのスコット・ジェイミーソンがいる。
初戦で素晴らしいプレーをし、次のガンバ戦でも注目したい。特に佐々木との対決が楽しみだ。

固定リンク | コメント (0)

コメント

この記事へのコメントは終了しました。