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“日本のアーセナル”ガンバ準決勝突破!

2008/10/27(月)

2008年10月24日:先週行なわれた欧州チャンピオンズリーグは、アウェーチームが自信に溢れた最高の試合だった。ひしひしと重圧がかかるなか、彼らは非常に落ち着いていた。そして勝利を手にするため、ここぞというときに集中し、冷静なプレーをした。そう、それはアーセナルの、フェネルバフチェでの記憶に残る素晴らしいプレー。日本に居ながらにしてその感動を味わおうと、水曜日早朝に早起きした価値が十分あったというものだ。

その日の午後、場所は埼玉スタジアム2002に移る。アジアチャンピオンズリーグの準決勝・第2戦、今度はガンバが、まるでアーセナルのように浦和レッズを3-1で下した。
アーセナル同様、ガンバはパスと細かな動きを多用するチームである。そして、相手を十分に苦しめた上でトドメを刺す。ただ、ときに彼らはやり過ぎてしまうこともある。しかし、ひとたびそのスタイリッシュなスタイルに冷静さが加わると、易々とプレーしているように見えるものだ。歓声に沸く埼玉スタジアム、ガンバは特に後半に素晴らしいプレーを繰り広げ、レッズを完全に崩壊させた。

ガンバは、ホームチームの前半からの猛攻に備えていた。そして、ゴールを高原の先制点の1点に抑え形勢を逆転させた。試合後、レッズのゲルト・エンゲルス監督は、試合を支配している間に2ゴール目を奪えなかったのが敗因だと語った。もちろんガンバも、それを十分理解していた。

ビジター(アウェーチーム)はアクションを起こすときが来たと判断し、後半開始と同時にロニーに代え危険な佐々木を投入した。彼らは、レッズがこのハイテンポなプレーを90分間つづけることは不可能だと分かっていた。そして、前半に暖めていたエンジンのギアをトップにシフトしたのだ。
ガンバのチームワークと結束力は、徐々にレッズの各選手のプレーを潰した。そして同点ゴール――遠藤のコーナーキックをヘッドで決めた山口のゴールは、予期していたよりも早く、そして容易に訪れた。
ガンバが2-1と逆転した明神のゴールは運に恵まれたのもあったが、両者のうちどちらがよりダイナミックで、どちらが勝者なのかはその時点で明らかだったのは言うまでもない。

試合が進むにつれ、ガンバがレッズゴールをカウンターで脅かす機会が増えた。最後の15分間などは、攻撃の度にゴールを挙げるのではないかという勢いだった。レッズファンの歓声が何とかレッズを前へ進めようとはしていたが、ガンバの精鋭たちの前にチームは完全に寸断され、むなしくピッチを走るしかなかった。
3点目のゴールはまた、格別だった。素早くスムーズなパス回しに、観客はもちろん遠藤によって無力化されたレッズディフェンス陣も惑わされた。そして完璧なフィニッシュ。まるで闘牛の終盤、マタドールが突き出した最後の一突きが、追い込まれた勇敢な敵を倒したかのような、残酷かつ必然的な終焉だった。

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コメント

レッズは完全に化けの皮が剥がれましたね。
今までは相手の決定力不足に助けられたり、まるで昔の中東のチームのようにゴール前にヘバりついて守って勝てましたが。
攻撃では2列目3列目の追い越しがないし、攻撃は前の選手、守りは後ろの選手ってガチガチって感じでした。
トゥーリオは例外ですが、彼だけ上がっても今の時代じゃどうしようもないでしょ。
今や全員攻撃全員守備なんですから・・・。
阿部や山田がもっとフォローしてほしかったし、飛び出してほしかった。
阿部なんて強烈なシュートと強いヘディング、オーバーヘッドのような技術もあるのに勿体ない。
昔から期待してただけに、今はこんな選手に成り下がってしまって無念。
とにかく今回の敗退でフロント、選手、サポーター全部が変わることを希望します。
サポーターもチンタラ同じリズムで歌うの止めようよ。
昔のレッズサポーターはこんなんじゃなかったのになあ。
レッズは日本を代表するクラブなんですから、それに見合った闘い方・チームマネージメント・応援であらんことを。

投稿: | 2008年11月 1日 (土) 17時17分

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