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岡田監督、左サイド問題の解決に着手

2008/06/19(木)

2008年6月18日:グランパスと関係があり、素晴らしい左足を持ち、岡田武史監督が強い関心を寄せている選手――。1998年当時なら、ワールドカップ・フランス大会の日本代表22人に入った平野孝を想像したかもしれないが、10年後の今はもちろん本田圭佑のことである。

2010年ワールドカップ・アジア最終予選への進出が決まった現在、岡田監督は代表の弱点解決に着手しつつある。言うまでもなく、未だ解消されていない弱点の1つは、左サイドを担当する左利きの選手がいないという点だ。そのため岡田監督は、埼玉スタジアムでの日曜日のバーレーン戦を前に、オリンピック代表から本田を昇格させ、さらに復調した安田を再招集した。

私が駒野のファンであることは以前にも書いたが、私が好きなのは右サイドにいるときの駒野であり、左サイドにいるときではない。駒野の場合、なかなかのクロスを上げるときもあるが、左足でボールをうまくミートできるかどうかはまさに出たとこ勝負。相手が強くなる最終予選では、大切なところでのちょっとしたミスが勝敗を左右するだろう。
それゆえ、このポジションの強化が不可欠であり、今週の代表合宿そして場合によってはバーレーン戦で本田を見てみたい、そう岡田監督が考えるのももっともである。

同じような立場にあった平野と同様に、本田は生まれつきの左利きで、高い身体能力を持っている。基本的には攻撃志向の選手ではあるが、左サイドの深い位置でも仕事ができ、4バックの左サイドを任せることもできる。
そして、本田のもう1つのセールスポイントは、セットプレーの巧みさ。オリンピック代表がカメルーンと戦った先日の試合でも、本田は、大きく曲がりながら落ちるフリーキックとともに、相手のディフェンダーとキーパーの生命を脅かすようなフリーキックの両方を披露していた。本田は、リベリーノのような爆発的なフリーキックを打つ技術を習得しつつあるのだろうか? そうに違いない、と私は思った。

結果的に、日本はバンコクであっさりと勝利を得た。強力な爆撃隊(闘莉王と中沢)がタイの守備陣を打ち破るのに時間はそれほどかからなかったが、ボールをサイドに回して流れの中で点をとるには、まだまだ前線を強化する必要があると感じた。
果たすべき使命は果たしたのだから、俊輔を休ませるのは至極当然。マナマで不本意な敗北を喫した日本はモチベーションが高まっており、俊輔を欠いてもバーレーンを撃破できるはずだ。俊輔を休ませ、右足首の治療に専念させる。それからセルティックの夏のトレーニングで調子を上げさせ、9月の大事な試合に呼び戻せばよいのである。
リベンジしたい気持ちはよくわかるが、バーレーン戦で俊輔を使うというリスクをわざわざ負う必要はまったくないと思う。

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