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オレンジ・ダービーを制したのは黄色い恐怖

2008/03/13(木)

2008年3月12日:土曜日にはアルディージャ対アルビレックスの「オレンジ・ダービー」が大宮で行なわれたが、アルディージャの勝利に貢献したのは黄色い恐怖だった。
アルディージャが2−0でアルビレックスを退けたその試合、軽やかな足どりと目にも鮮やかな黄色のシューズで、ペドロ・ジュニオールが只者ではないことを立証した。このブラジル出身の21歳のフォワードは、素早い動きと賢さでアルビレックスのDF陣に仕事をさせず、自身初ゴールでもある先制点を決めたほか、2点目のシーンでも相手DFを振り切ってからのシュートで小林大悟のゴールをお膳立てした。

前半に2点をリードされたアルビレックスは、後半早々から大宮DFに波状攻撃を仕掛け、ゴール裏に詰め掛けたサポーターの近くまで突き進んだ。しかしその初期の猛攻でもゴールラインを割ることができず、大宮が逃げ切りそうな雰囲気となった。
全体的に見れば、この試合ではアルディージャが改修されたNACK5スタジアム大宮で完璧なスタートを決った。ファンも、これからのシーズンに向けての自信を心のなかに芽生えさせたに違いない。ホームゲームのために埼玉県内を旅行していた時代が終わり、シーズン当初から本当のホームグラウンドを持てただけでなく、ついに海外から優秀な選手を獲得できたかもしれないのだ。
今年がJ1での4度目のシーズンになるが、これまでの最終順位は13位、12位、15位と、J1の安定勢力と呼べるほどにはなっていない。チームに密接に関わってきた人なら誰でも、その主な原因は失敗続きの外国人選手獲得にあると知っている。こうした失敗が常に、アルディージャのJ1での足かせとなっていたのである。

かつて監督を務めていた三浦俊也氏は、たとえ相手が大分でも、両チームの外国人選手を比べては愚痴をこぼしていたものだ。それは昨年のロバート・ファーベックも同様。誰か、覚えているかな? アリソン、エニウトン、サーレス…まあ、これくらいにしておこう。ただし、レアンドロは2007年に守備の要となり、今シーズンも順調なスタートを切った。また、ペドロ・ジュニオールとデニス・マルケスが入団したのは昨年の8月だった。

昨シーズンの後半は、デニス・マルケスの方がペドロ・ジュニオールより良さそうな印象を受けたのだが、アルビレックス戦はベンチだったし、その前のプレシーズンマッチではペドロ・ジュニオールがなかなかのプレーをしていた。
外国人が少しばかり安定した状態でシーズンを迎えられたことは、経験豊かな選手が揃っているチームを引き継いだ樋口靖洋新監督にとって大きな安心材料となっているはずだ。
開幕戦では、ペドロ・ジュニオールが黄色いブーツでの華々しいステップで大宮を勝利に導いた。アルディージャ・ファンは、彼がすごいゴールを決めるコツ(英語で“knack”)を知っていて、それをNACK5スタジアムで発揮して欲しいと思っていることだろう。

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