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日本代表のDFに違う一面を持たせた坪井

2008/02/11(月)

2008年2月9日:坪井慶介の日本代表引退という決断は、大きな驚きだった。キャップ数40を誇る28歳のDF坪井は、岡田武史監督率いる日本代表には自分の居場所はないと感じ、金曜日、今後は浦和レッズでのプレーに専念すると発表した。

先週土曜日、私は千葉県稲毛市で行なわれていた代表チームのトレーニングで坪井を見たが、彼はハツラツとしていた。しかし、彼は水曜日のタイ戦18名のメンバーには選ばれなかった。監督は中澤−阿部のコンビでディフェンスの中央を固定、ベンチには坪井や岩政でなく水本を置くことを選んだのだ。
3バックのレッズで右サイドバックを務める坪井にとって不利だったのは、岡田監督が4バックを採用していることだ。彼のスピードやマンマークの技術は3バックだからこそ非常に有効。レッズの攻撃中、ディフェンスの要として相手側FWのカウンターに目を光らせるのに、坪井ほどの適任者はいない。彼のペース、そして1対1での読みは、相手のカウンターを阻止するのに非常に効果的だ。この点において、坪井は代表チームに一味違う貢献をしてきた。しかし、水本の台頭により坪井の日本代表DFとしての序列が下位へ押しやられてしまった。

中国での東アジア選手権を欠場するもう一人のレッズプレーヤーは高原だ。高原はドイツから帰国して以来、精彩を欠いている。しかし復調した高原がどの程度やれるかは周知の事実。この点について、岡田監督は不安を持っていない。
中国での3試合は、岡田監督がチームの5人のフォワード、巻、矢野、播戸、大久保、そして前田のコンビネーションを試す良い機会になるだろう。

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