« J1――上位に入るか下位に甘んじるか | トップページ | また一つ、ガンバの賢明な策 »

ガンバのニューヒーロー、安田

2007/11/08(木)

安田理大にとっては、この上ない週末だ!
実際には、この上ないシーズン。19歳のこのレフトバック/ウィングバックは、クラブで、そして(少なくとも年齢別の)代表で、まさに頭角を現したのである。イビチャ・オシム監督が彼をフル代表に昇格させるのも、間違いなく時間の問題だろう。
代表チームには、生まれつきの左利きの選手が必要なポジションが空いている。現在、オシム監督には加地と駒野という堅実なライトバックが2人いるが、駒野はそのポジションでの秀でた候補者が不足しているために、左サイドでのプレーを余儀なくされている。

私は今もマリノスの小宮山が好きで、彼は注目に値する選手であると考えている。だが、安田がガンバで台頭し、日本代表にも登用され、今年のカナダではU−20代表(20歳以下)でプレー。現在は、北京を目指すU−22代表(22歳以下)にも入るようになった。
安田はスピードがあり、前線に駆け上がるのを好む。これは多くのレフトバックに見られる傾向。ロベルト・カルロスやアシュリー・コールが頭に浮かぶが、安田のプレーを見て私がいつも思い出すのは、元イングランド代表のレフトバック、グレアム・ル・ソーである――左サイドを貪欲に動き回る「せわしなさ」がそっくり。

話を、数週間前に東京で開催された日本対カタールのオリンピック予選に戻そう。
私は、あの試合は安田を後半に起用する絶好の舞台だと思っていた。ただし、左バックの伊野波と交代するのではなく、伊野波の前で彼を助け、チームにバランスを与えることで、カタールの右サイドを下がらせるのだ。あの試合ではカタールの選手が伊野波を取り囲んでいた。ただし、10人の日本が1−0で勝利したから、最終的には反町監督の選択が正しかったことが証明されたのだが――。

ハノイで勝点3が必要となった状況で、反町監督は好調の安田を先発起用するかもしれない。ともかく、現在の安田はJリーグ・ナビスコカップのニューヒーロー賞を受賞し、さらに決勝戦では決勝ゴールを挙げMVPにも選ばれたのだ。いまは自信満々に違いない。

ナビスコカップの決勝では、安田は左サイドで堅実にプレーし、やる気に満ちているときには相手選手にとっておそろしく危険な存在となりえる――そうでないときには味方選手にとって危険な存在となりえる――フロンターレの変わり者・森と対峙していた。ゴールを挙げたとき、安田は一気に駆け上がり、適切なときに適切な位置――つまり森の前――にて、バレーの右サイドからの低いクロスに反応した。

固定リンク | | コメント (0)

コメント

この記事へのコメントは終了しました。