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賭ける価値のあるギャンブル。監督ピクシー

2007/10/18(木)

10月16日:ドラガン・ストイコビッチがレッドスター・ベオグラードの会長の座を去るというニュースが流れたときには、次の行き先は決まりきっているように見えた。もちろん、行き先は名古屋。クラブとは深いつながりがあるし、長らく不遇をかこってきたグランパス・ファンは、彼をいまだにヒーローとして崇めているのだから…。
その後すぐ、新たな報道があった。グランパスは、シーズン終了後の辞任を示唆していたセフ・フェルフォーセン監督の後釜として、本当に「ピクシー」と交渉していたのだ。

サッカーでは、1プラス1は必ずしも2になるとは限らないが、今回のピクシー報道について言えば、現時点では実現性がかなり高い。契約が無事成立して、ストイコビッチに日本に戻ってきてほしい。彼は、きわめて興味深く面白い人物で、世界中で尊敬されている。

ピッチでは、レフェリーのストイコビッチに対する扱いがあまりに不当だと、よく思ったものだ。レフェリーが彼の激しい気性に過剰反応し、むやみにイエローカードを出す傾向があったのである。怒りやすいという評判が先に伝わり、ちょっとしたことでも大騒ぎになってしまう。それから、さらに事態は悪化した!
彼はピッチの横で、いかに振舞うのだろう? 物静かで自制心を持ち、成熟した責任ある態度を見せる? それともブッフバルトのように、イライラやむかつき、怒りによって、あるいはそれらがすべて溜まりにたまって、芝生にスーツの上着を投げつけるようになる可能性のほうが高いのだろうか?

1つ確かなことは、グランパス・ファンが彼を敬愛し、彼を救世主と崇める。また選手たちは彼を尊敬し、刺激を受けるということだ。結局のところ、毎年毎年、Jリーグの有力チームになろうとしてなれずにいる(この事実を認めようではないか)グランパスにとって、今回のストイコビッチとの交渉は理にかなったものである。

フェルフォーセンの方針の功罪については、「功」の部分も少しはあったが、チームにとっては「罪」のほうが大きくなってしまった。彼がツキに見放され、選手の故障、とりわけディフェンダーの故障に苦しめられたのは事実だが、あれほど見事なスタートを切りながら上位からは大きく離されてしまった。
フェルフォーセンのために言っておくと、彼は、いつも上位5位以内に入れば上出来だと話していた。しかし、現状ではその位置まで駆け上がることは絶望的だ。まぁ、降格の危険もないけれど。

ピクシーがすべてを一変させてくれるのだろうか? クラブでは、彼の監督就任については、やってみる価値のあるギャンブル――そして、ピッチ内外でのクラブのイメージアップを保証するもの――と考えているようだ。ピクシーの復帰は名古屋だけでなく、Jリーグにとっても喜ばしいものとなるだろう。

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