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アルディージャに突きつけられた厳しい課題

2007/10/04(木)

10月1日:少し前に埼玉スタジアムでレッズを破り、最近は日産スタジアムでマリノスに勝ったチームだと聞けば、優勝を狙えるチームだと思うだろう。
しかし、そうではない。話題の主は大宮アルディージャ。上記の2試合で注目に値する結果を出したにもかかわらず、27試合を終え勝点24。順位表の下から2番目の17位と、自動降格圏から脱け出せないでいる。

佐久間監督は残留(降格安全圏)にはあとどれだけ勝点が必要かと尋ねられると、勝点40と答えた。つまり、残り7試合で5勝1引き分けの成績が求められる。
選手たちにとっては厳しい要求だが、アルディージャの今後のスケジュールには、同じように降格の危機にある、サンフレッチェとのホーム戦、横浜FCとのアウェー戦、大分とのホーム戦、甲府とのアウェー戦が含まれている。しかもトリニータと戦う11月7日には、アルディージャは改修を終えた大宮公園のホームスタジアムにようやく戻ることができる。

確かなことが1つある。佐久間監督は、駒場の乳牛牧場を離れ、芝生のピッチでプレーできることを喜ぶだろう。
佐久間監督は言う。「うちには、テクニックのある小柄な選手がたくさんいる。だから、ピッチ状態の良い埼玉と日産スタジアムで、レッズとマリノスに勝てた。駒場では、ピッチが悪くてサッカーにならない。体力の勝負になるから」。

前の週にホームでジェフに0−1と惜敗したあと、大宮は調子とモチベーションをV字回復させ、素晴らしい2ゴールでマリノスを破った(2−0)。
かつては名古屋グランパスのバッドボーイズの1人で、Jクラブを渡り歩く平野孝はキックオフ前にマリノスファンから厳しい野次を浴びていたが、ファーポストに決めたジャンピングヘッドで最高のお返しをした。平野にとっては、この試合がアルディージャでの2戦目。チームには5月21日に合流していたが、練習初日に負ったヒザの故障に苦しみ、2ヶ月の欠場を余儀なくされていたのである。
「人柄の良い、経験豊かなプロフェッショナルで、練習も毎日全力でやっている。信頼している」というのが、かつてマリノスに在籍していた平野に対する佐久間の評価だ。

2点目を決めたのは吉原。走り込んで来て榎本を唖然とさせるほど強烈な右足のシュートを決め、そのままゴール裏の大宮ファンのところまで走り抜けてしまった。広大な日産スタジアムでは、この間の距離が2kmほどあったが…。もっとも讃えられるべきは審判の柏原丈二氏だ。彼は吉原の栄光の瞬間をそのまま続けさせたのである。時計は見ていたが、イエローカードは出さなかった。まさに、良識あるレフェリングである。

まったく楽しいことに、4分ほど試合を止めた吉原がイエローカードをもらったのは、結局、中澤を引きずり倒したとき!まあ、何もかもうまくはいかないもの…。7試合で5勝という結果、佐久間監督にとっては案外ありえないことではないのだろう。

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