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ガンバの意気を示した寺田のプレー

2007/10/11(木)

10月9日:浦和レッズにプレッシャーをかけ続ける意欲がガンバにあるかどうかは、疑わしい。そう思っている人たちに、土曜午後の日立スタジアムでの試合を見せてやりたかった。バレーが負傷して前半だけでピッチを去り、後半開始早々6分に先制点を奪われたときには、ガンバの前途は暗澹としているように見えた。
しかしガンバはチームを立て直した。スタイリッシュなプレーで反撃し、最終的には2−1の勝利を収めて勝点3を獲得。ディフェンディング・チャンピオンへの追撃の手を緩めなかった。日曜にレッズが勝ったので、1位と2位の勝点差は依然として6だが、残りが6試合ある状況では、タイトルの行方はまだ不透明だ。

土曜の柏では3ゴールが生まれたが、うち2つは最高級だった。
1つは、レイソルのフランサが右足で放った、めったに見られないような華麗なシュート。ボールはゴールポストの外からカーブを描きながらゴールに入り、レイソルの先制点となった。李忠成の仕事ぶりも見事で、彼が右サイドから切れ込んだ結果、ボールがフランカのところに渡り、あの強烈なシュートが生まれたのである。2人の素晴らしい仕事があのシュートに結びついたのだが、敵陣深くに位置するセンターフォワードのプレー方法については、李は最高のお手本だ。

ガンバの同点ゴールも美しかった。播戸が加持の右サイドからのピンポイント・クロスにジャンプして合わせ、南の守るゴールに力強くヘッディングシュートを決めた。
ガンバの決勝点はどうだったかって? 寺田がペナルティエリアに切り込み、相手ディフェンスともつれて倒れてPKが与えられたが、あの判定は厳しすぎるように思えた。ただし、右サイドの小林亮にとっては不必要なイエローカードだった。

喧騒が収まるのを待ってから、遠藤が、彼のトレードマークの1つであるPKを決めた。遠藤は、PKをとても簡単そうに決める。もちろん、そうでないときもあるのだろうが、あのように平然とPKを決められるようになるには、精神力と自信、それからしっかりとしたテクニックが必要である。

ただし、この日の午後に私を本当に感心させたガンバの選手は、前述の寺田だ。ご多分に洩れずクラブのユースチーム出身。この22歳の攻撃型ミッドフィルダーは、後半にギアを一段上げたようにピッチ中を駆け巡り、クロスを上げたかと思うと、ドリブル突破を見せ、その次にはシュートを放っていた。私は、ガンバ逆転の原動力となったのは寺田であり、すでに実績のあるチームメートたちが彼の野心に満ちたプレーに応えたのだと思った。

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