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横浜FCが学ぶべき教訓

2007/10/25(木)

10月23日:降格というのは避けられないものだが、そのときが実際に訪れると心が痛む。
横浜FCにはそれが来るのが早く、土曜日に神戸で0−3と敗れ、J1の試合が5試合も残っている状態で早々のJ2復帰が決まってしまった。
数字は嘘をつかない。昨季のJ2王者にトップリーグで戦えるだけの選手層の厚みがなかったことは、数字が示している。29試合でわずかに3勝、これまでに奪ったゴールは17に過ぎず、勝点は8月18日以来、18という低い水準で留まっている。

昨シーズン、このチームの後塵を拝し、J2で2位だったレイソル、そしてアビスパとのプレーオフで昇格を勝ち取ったヴィッセルの両チームは、潤沢な資金、日本人選手のバランスの良さ、外国人選手の質の高さにより、横浜FCよりはるかに良いシーズンを送っている。

J2では、老練で、したたかな横浜FCはあまりミスを犯さず、規律正しく、一貫性のあるプレーでマラソン・レースのようなシーズンを首位でゴールした。しかしJ1では少しばかり力が足りなく、存在感を示すほどの選手層または勢いに欠けていた。簡単に言えば、ここまでが精一杯。あとは落ちるしかなかったのである。
高木琢也からジュリオ・レアルに監督を代えても事態は好転せず、つかの間の刺激になることもなく、10月20日という早い時期に降格が確定した。

シーズン開幕の時には、横浜FCは前途洋々であるように思えなかっただろうか?
開幕戦では、レッズに埼玉スタジアムで1−2と敗れたものの、新たに獲得した久保がいきなり年間最高ゴールの候補になるような強烈なシュートを決め、その後は三ツ沢で信じられないような試合をして、マリノスという巨艦を相手に1−0の勝利を収めた。あのときには、いかにもダービーという気分が充満し、試合後にそれぞれのチームが対照的な雰囲気でグラウンドから横浜駅にぞろぞろと向かう様子は、まさにサッカーならではの光景だった。

ただし今となっては、あれがまるで去年のことのように思える。次の試合――アウェーの大宮アルディージャにとっては大事な土曜日の試合――では、横浜FCが降格という事実をどのように受け止めているのかを見てみたい。

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