フロンターレはACL制覇に挑戦しただけ
東京・10月12日:川崎フロンターレ論争を、私は今も興味深く見守っている。アジアチャンピオンズリーグの準々決勝、第1戦と第2戦の間に開催された柏でのJリーグ戦で、フロンターレは先発メンバーのほとんどを休養させた。これは正しかったのだろうか?あるいは、他のJ1チームやファンのために最強メンバーでレイソル戦に臨むべきだったのだろうか?
私にしてみれば、答えは明快。フロンターレの行動は正当なものだ。どの選手を起用するかは、いかなる試合でも、誰も、彼らに指図するべきでない。プレーした選手たちは、プロとして登録されているのだ。当然、先発メンバーとして選ばれてもおかしくない。
見方を変えれば、彼らは標準レベルに達していない、という侮辱にもなる。
事実、9月23日の柏戦に臨んだフロンターレ陣営を見てみると、十分に強い。川島、佐原、河村、伊藤、井川、養父、谷口、フランシスマール、大橋、我那覇、黒津。このメンバーで毎週戦ったとしても、おそらくJ1でやっていけるだろう。
後半にチームが崩壊し0−4で負けはしたが、良いチームだった。勝つか引き分けていれば、誰も文句は言わなかっただろう。
今回のことは、他のJチームがこれまで満足な結果を残せなかったアジアチャンピオンズリーグを、フロンターレが真剣に考えていた表れだろう。それに、対戦相手のレイソルはタイトル争いも降格争いもしていない。
たとえばそんな状況であれば、ライバルチームが文句を言うかもしれないが、それでもそれはフロンターレの問題ではない。彼らはチームにとってベストな選択をしただけ。アジアチャンピオンズリーグ制覇を狙っただけなのだ。そう、それで処分されるいわれはない。
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