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情熱と感情、そして…

2007/09/03(月)

8月31日:「サッカーとは情熱と感情のスポーツだ」。FIFAのセップ・ブラッター会長は常にそう語っている。
名古屋グランパスエイトの実直なオランダ人監督、セフ・フェルホーセン氏は先日、等々力スタジアムで少々それらを露にしすぎだようだ。そしてあっという間に退席処分となってしまった。個人的には、フェルホーセン監督にとって厳しい判定だったと思っている。しかも1度でなく2度も…。

フロンターレのペナルティエリア内でルーズボールを奪おうとした左ウィングの本田がイエローをもらったのは、アンラッキーとしか言いようがない。あれはまったく正当なもので、逆にファウルでフリーキックをもらっても不思議ではないプレーだった。それなのに、イエローカード?
そして、それは本田の2枚目の警告だった。結果、イエロー2枚でレッドカード。68分に本田は退場となってしまった。

チームは1−0と好調にリードしており、フェルホーセン監督はその判定に怒り心頭。それを観衆にも隠そうとしなかった。彼が何語を使ったかはわからないが、そんなことはどうでもいい。たとえスワヒリ語でも、意味は十分通じただろう。
本田が退場となり、試合は続行。観客は、何とか追いつこうとするフロンターレを相手にグランパスが時間を稼いでリードを守るのをゆったりと観戦するはずだった。

ところが、そうはならなかった。
ラインズマンの一人が、フェルホーセン監督の派手なヤジを主審に知らせる必要があると考えたのだろう。主審は監督に退席を命じた。結局これは、落ち着いたかに見えた状況を再び悪化させただけだった。
まあ、仕方のないことなのかもしれない。フェルホーセン監督も、彼の濃いヒゲよりもしつこい文句をズケズケと言ったのだ。ブラッター会長の言う、“情熱と感情”以上にね。
しかしながら、あの場面でラインズマンが監督のヤジを無視して試合を続けさせてくれれば良かったのにと思う。試合がどう転ぶかわからない状態で主力選手を失った監督への同情が、少しくらいあっても…。少なくとも試合終了のホイッスルが吹かれるまでは試合も落ち着いていただろうに、これで再びヒートアップしてしまった。
サッカーでは、オフィシャルはあらゆる非難に耐えなければならないのは私もよく承知している。
しかし、ついカッとしてしまった人に対して、時として寛大さを見せる場面があっても良いのではないだろうか。

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