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ゴールラッシュのなかで光ったDF小宮山

2007/07/19(木)

現在、日本の選手とファンが注目するカップ戦は、アジアカップだけではない。嵐に見舞われた週末には、国内でも楽しみな試合があった。
ナビスコカップは準々決勝・第2戦の4試合が行なわれ、合計23ゴールが生まれた。内訳は、ガンバ大阪対浦和レッズ戦7ゴール(5−2)、FC東京対横浜F・マリノス戦(2−4)と川崎フロンターレ対ヴァンフォーレ甲府戦(4−2)がそれぞれ6ゴール、鹿島アントラーズ対サンフレッチェ広島戦(3−1)が4ゴールだ。

私は土曜日は味スタでFC東京対マリノス、日曜日は国立でフロンターレ対ヴァンフォーレを観戦したのだが、どちらも派手な試合だった。
マリノスは2戦合計では4−3と僅差の勝ち抜けとなったが、第2戦の途中では、キャプテンである山瀬功治のダイナミックなパフォーマンスがあったおかげで、4−0でリードする場面も見られた。山瀬はびしょ濡れのなかで爆発。狙い澄ました右足のシュートをゴール上隅に決めて先制点をもたらしたほか、その後ルーズボールを奪って完璧なクロスを送り、大島の2点目のヘディング・シュートをアシストした。

山瀬がFC東京を葬った奮闘ぶりは、彼らに個人的な恨みでもあるのかと思うほどだった。これまで相次ぐ負傷に苦しんできた山瀬はまだ25歳。かつてなかったほどのキレあるいは質の高さを発揮していた。
山瀬以外にマリノスで印象深かった選手としては、22歳のレフトバック、小宮山がいる。小宮山は聡明で精力的。日本代表のイビチャ・オシム監督が気に入りそうな、気迫に満ちたプレーをする。また、両足でプレーすることができ、空中戦でも臆することがない。目の前の敵には誰であろうと立ち向かい、打点の高いヘディングで競り合いを制する場面がいくつか見られた。

日曜日に最も不運だった選手は、甲府のストライカーの須藤だ。チームが2試合で記録した5ゴールはすべて彼が決めたものであったが、それでも最終的に、チームはフロンターレに敗れたのである。
台風が首都に接近しているという警告を聞かずに国立競技場までやって来た1万人のファンにとっては、ファンタジックな試合であったことだろう。ゴールが量産され、すさまじいスピードで攻守が入れ替わる、まさにトーナメントの準々決勝にふさわしい試合。片方のチームが試合を支配したかと思うと、突然もう一方が主導権を奪い返すといった試合展開のなかに、甲府のチームメートである秋本と井上の激しい言葉のやりとりや、甲府のディフェンダー池端とフロンターレのストライカー鄭大世のレスリング試合といった出来事も盛り込まれていた。
結局、23歳以下の選手を対象としたナビスコカップ・ニューヒーロー賞の投票で私の一票を獲得したのは、小宮山だった。

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