“りんご注意報”発令!
6月15日:物事は良い方に考えよう。
そう、日本のチーム同士のアジアチャンピオンズリーグ決勝戦!
レッズ対フロンターレ、会場は初戦が等々力、第2戦はさいたまスタジアム。日本にとってパーフェクトなシナリオだと思わないかい?
決勝ラウンドの抽選の結果、それも十分可能なのだ。
抽選前から、レッズとフロンターレが準々決勝でぶつからないことは分かっていた。しかし準決勝については対戦しない保証はなかった。もちろん、準決勝に進めたと仮定しての話だが。
一方、決勝に日本のチームのどちらかが間違いなく進めるという意味で、準決勝で戦かった方が良いという人もいる。しかしそれは悲観的というもの。彼らはそれぞれのグループを勝ち上がってきたのだ。どうせなら“超”ポジティブに、両者とも決勝に進出するという希望を持っていい。
だって予選リーグ各グループ4チーム中の上位2チームでなく、首位のわずか1チームが勝ち上がってきた。その実力差はわずかだ。
準々決勝でレッズとフロンターレが、全北現代モータースとセパハンをそれぞれ破り、何としても日本チーム同士の決勝を実現させるという意欲を持ち準決勝を戦ってくれるよう期待しよう。
レッズの第1戦は9月19日。前回大会優勝の全北現代をホームで迎え撃つ。一方のフロンターレは9月26日の第2戦をホームで戦う。
イランに観戦に行くことを考えているフロンターレサポーターの皆さんに、私からひとつアドバイスをしよう。
どうぞヘルメットを持って行ってください!
これは2005年3月のワールドカップ予選、イラン対日本の試合に“弾丸”ツアーで800人の日本サポーターと共にテヘランへ行った私の経験上のアドバイス。
正午頃、昼食のためにホテルへ到着した我々に、キックオフの6時間前だというのにすでに10万人のファンがアザディスタジアム入りしていると知らされた。
日本人サポーターを乗せたバスの一団が到着した時の様子は、まるで大衆への見世物として虐殺される奴隷。あの映画、「グラディエーター」の1シーンのようだった。
結果は1−2の敗戦だったが、私たちに用意されたシートは福西が同点弾を決めたゴールの真後ろだった。
しかし後ろはイラン人サポーターの大群が溢れており、私たちめがけてミサイルを(幸運なことに核弾頭は搭載していなかったが…)滝のように浴びせてきた。
ある女性などは、背後の巨大スコアボードを見ようと振り返った瞬間にりんごが顔面を直撃した。運良く目には当たらなかったが彼女の頬は大きく腫れ上がっていた。
フロンターレファンの皆さん、どうかヘルメットを持っていってください。そして、飛んでくるりんごにはお気をつけて。2階席からの一撃は、なかなか強烈ですよ。
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