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水本の台頭とマリノスのゴールラッシュ

2007/05/07(月)

5月5日発:オフシーズンに阿部勇樹がジェフ千葉から浦和レッズに移籍して以来、アマル・オシム監督は新しいチームリーダーの出現を待っていたに違いない。そして、見つけたようだ。彼の名は、水本裕貴。
オリンピック代表DFの水本は現在21歳。阿部の抜けた後、精神的な支柱として千葉で素晴らしいシーズンを過ごしている。彼はタフでスピードがあるだけでなく、空中戦でもグラウンドでも素晴らしい。そして何より、その姿勢が良い。
これは、有力で危険な外国人選手と対峙する日本人選手には特に必要な資質だ。

先日等々力で行なわれたフロンターレ対ジェフ千葉戦を例にとってみよう。
その日の水本の役目は、ジュニーニョをマークすること。
スピードと才気溢れるブラジル人プレーヤーのマークは、容易なことではない。
二人は試合中に何度か言葉を交わしていたが、そこでも負けていなかった。
水本はフィジカル面でもメンタル面でも自分自身をコントロールできる。近い将来日本代表チームの中心となることだろう。

千葉の次戦、さいたまスタジアムでのレッズ戦では、斎藤が後半早々に退場処分を受け苦戦を強いられていた。チームは0−1とリードされていたが、水本は闘志を見せ同点弾を決めた。
等々力とさいたまスタジアムでの2つの引き分け(いずれも1−1)は、ジェフにとっては好結果と言えるだろう。
しかし彼らはまず、上位を目指すためのコンスタントな体制を見つけなければならない。
日曜夜に好調レイソルとの千葉ダービー(フクアリ)を控えている千葉にとって、それは簡単なことではないのだが。

自信という面で言うなら、現時点で横浜F・マリノスに勝るものはいない。
13ゴールを挙げての3連勝。失点1という成績が全てを語っている。
フロンターレを迎えた日産スタジアムに3万3000人以上ものファンが訪れたのは、喜ばしい限り。
私はF・マリノスの3連勝の初戦、大分戦(5−0)を観たのだが、あの巨大なスタジアムに集まった観衆は、わずかに1万7000人強だった。
ホームチーム(F・マリノス)で印象的だったのは、大島と坂田が高い位置でプレッシャーをかけ、相手のミスを誘うディフェンス。山瀬兄弟も絶好調だし、マリノスファンは楽しみが増えそうだ。

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