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俊輔招集の時期が来た?

2007/02/15(木)

俊輔ファンは、3月24日の帰郷の準備をしておいても良いのかもしれない。その日、日本代表は日産スタジアムでペルー代表と今年最初の試合をする。
イビチャ・オシム監督が中村を招集するつもりかどうかは、もちろん私にはわからない――でもなんとなく、その時期がそろそろ来たのではないかとは感じているのだ。

ワールドカップ後にジーコの後を受けて以来、オシムが優先していたのは、フレッシュなメンバーを加え、チームのムードを変えること。だが、この課題はすでに達成されたと感じている方が多いだろう。
オシムは、Jリーグの選手たちにとって良きテストの場となるであろう試合にヨーロッパから選手を呼び寄せても意味はないと感じているようだし、ヨーロッパ組の選手について精通していないというわけでもない。
しかし現在、オシムの狙いは7月のアジアカップで王者の座を防衛することに傾きつつあり、オシムは次の段階へと踏み出そうとしている――というのが、ペルー戦に俊輔を呼び戻すのではないかと私が感じている理由だ。

こうした招集はタイミングがすべて。代表チームの事情だけでなく、選手の事情も考慮しなければならない。オシムはそう話したことがある。
中村がクラブのサッカーに集中できるようになったためヨーロッパで最高のシーズンを過ごし、フープス(セルティックの愛称)で絶えず活躍できているというのは、偶然ではないのだ。

セルティックがACミランと戦う欧州チャンピオンズリーグ・ベスト16の試合は2月20日と3月7日に予定されており、もしこのスコットランドのチームが勝ち進んだ場合、準決勝は4月3日から4月11日の間に行なわれる。
スコティッシュ・プレミアリーグでは、セルティックは3月18日にフォルカーク戦が、3月31日にダンディ・ユナイテッド戦が組まれている――つまり、3月24日の横浜での日本対ペルー戦は俊輔の帰国にうってつけなのだ。
また、ハノイに向かう前の試合はキリンカップの2試合が予定されているのみという状況だけに、オシムとしては、俊輔がチームにどのようにフィットするか見てみたいのではないだろうか。

そう、あらゆる事柄がペルー戦での俊輔招集――満員の観客とJFAへのたくさんの現金収入――に向かっているのである。
私には、ありえる話に思えるのだが…。


 

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