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そろそろ天皇杯の枠組見直しを

2007/01/04(木)

元日、浦和レッズがリーグ戦とカップ戦の2冠を達成し、ギド・ブッフバルトが監督として指揮を執った3年間をハッピーエンドで締め括った。
88分、右サイドの野人(岡野)からの低いクロスに永井が合わせてガンバのゴールを破り、この試合で唯一の得点となった決勝ゴールを決めた。これは信じられないような決着と言えるのではないだろうか。
後半はガンバが優勢に立っており、ゴールを奪うのはこちらの方だと思っていた。実際、ツネ(宮本)は、山口のクロスに対するニアサイドからのヘディングを合わせ損なって願ってもないチャンスを逃し、自身のハッピーエンドを飾るのに失敗した。また、レッズのGK都築は素晴らしいセーブをいくつか見せ、かつての所属チームの攻撃を完封した。

カップ戦の決勝戦とはこういうもの。レッズは長いシーズンの掉尾にベストメンバーとは程遠いチーム構成で臨み、勝利を飾ることができたのである。
個人的には、両チームとも疲れきって見え、天皇杯は余分な大会であるように思えた。1ヶ月前に埼玉スタジアムでレッズがガンバを破り、リーグ・チャンピオンを勝ち取ったときが、事実上のシーズンの終わりではなかったのだろうか?
以前にも書いたが、発展を遂げた日本サッカーにとって、天皇杯の枠組はふさわしいものではなくなっている。天皇杯の価値を高めるには、JFA(日本サッカー協会)の大会の再構築を行なう必要がある。
その第一歩として、天皇杯の出場資格をJ1、J2とJFLのチームだけに限定すれば良いだろう。高校も、大学も参加しないことにするのだ。
J1の18チームは第2ラウンドから参戦し、第1ラウンドを勝ち抜いたJ2とJFLの14チームに合流する。
つまり、第2ラウンドでは32チームが、第3ラウンドでは16チームが戦い、その後に準々決勝、準決勝、そして決勝へと進むのである。

ナビスコカップを夏の間に終えられれば、天皇杯は9月頃からスタートできるようになり、それぞれのラウンドをJ1のスケジュールに組み入れることもできる。そうなれば、全チームがベストメンバーで戦うことができ、現在のように、外国人選手が帰国し、シーズンの間ずっとベンチにいた選手を起用して戦うということもなくなるだろう。
さらに、準決勝と決勝以外では中立地開催をやめてはどうだろう。ラウンドが進むごとに、JFAハウスで月曜日午後に抽選を行ない、当たりクジを引いたほうがホームで試合を開催する権利を獲得することにするのだ。
そうすれば、勝ち残ってきたJFLやJ2のチームが浦和のようなビッグクラブとホームで戦うチャンスを得られるようになる。試合会場を事前に設定されていない抽選のほうが、現在のフォーマットよりはるかに魅力的になるだろう。
現在のフォーマットでは、疲労困憊したチームと忍耐強いファンが、中立地に向かうために長い距離を移動しなければならない。

私は、天皇杯は今も意義があると思っている。しかし、今の時代のサッカーに合わせるためには大胆な変革も必要である。

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