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MLS、ギャラクシー移籍を決めたベッカム

2007/01/15(月)

1月12日・東京発:数週間前にこのコラムでデビッド・ベッカムが移籍するかもしれない、スターの欲しいJチームは彼の獲得を…と書いた。
さて皆さん、ベッカムはレアル・マドリード(スペイン)を出ることになりました。
ただ、彼の行く先は日本ではなかった。
いやなに、気にすることはない。ただ、考える価値はあるといった程度だったから。

彼はロサンゼルス・ギャラクシーと巨額の契約を結び、サッカーをなかなか受け入れようとしない米国にサッカーを広めるべく、移籍する。
今回の移籍については、痛烈な批判もある。
私が見たとあるサッカーに関するウェブサイトでは、“ベッカムはアメリカに身売りし、さらには妻であるポッシュ・スパイスはハリウッド進出を決めた”と書いてあった。
まあ、1998年ワールドカップのアルゼンチン戦でレッドカードをもらって以来、“民衆の敵ナンバーワン”となり、さらには昨夏のドイツでもイングランド・メディアの非難の的となった彼。この程度の批判が出るのは、容易に予想できる。
私はイングランドの5試合中4試合を見に行ったが、私の周囲にはいつでも、彼の失敗を期待するメディア陣がいた。

パスがとんでもないところへ行くように…
フリーキックがそれますように…
交代させられますように…
と。
そうなのだ。これがイングランドのメディアの体質なのだ。
散々持ち上げておいてから、叩きつぶす。

日本では中田や中村、そしてイチロー、松井、さらに今では松坂大輔のようなスターは守られている。
しかしイングランドでは、彼らの鼻をへし折る。
寂しいことだが、それが現実なのだ。

個人的には、ベッカムの移籍は良いことだと思う。
米国のサッカー人気を上げるという大きな挑戦を、ベッカムは引き受けたのだ。米国でなくたって同等な契約を、彼なら結べたはずだ。
そもそも彼には、そんな巨額は必要ないかもしれないけれどね。

ベッカムは礼儀正しい男だ。
そして何よりサッカーを愛し、プライドと情熱をもってプレーしている。
だからこそ昨シーズン、多くのレアル・マドリードファンはベッカムがキャプテンを務めることを望んでいた。

ベッカムはまだ31歳。
ギャラクシーやMLS自体にも、多くの影響を与えることができるだろう。
何もセリエAのミランへ行って退屈なサッカーをすることなどないし、イングランドへ戻り、四六時中、粗(あら)探しをしてバッシングするメディアとの毎日を過ごす必要もあるまい。
これは、あくまで個人的な意見だけどね。

ベッカムはこれまで十分にイングランドのためにプレーしてきた。そしてさらに今後は、米国とサッカー全体のためにプレーするのだ。
サッカーは彼に富をもたらした。しかし彼は多くをサッカーに注いできたし、報われて当然なのだ。
ベッカムよ、頑張ってくれ!米国は君を必要としている!

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