« 2006年12月 | トップページ | 2007年2月 »

2007年1月

スケジュール発表に沸きあがる期待

2007/01/29(月)

1月27日発:毎年のことなのだが、新シーズンのスケジュールの発表はいつも、私たちをワクワクさせてくれる。
サッカーに満ちた週末、頻繁にサッカーを享受できる日々がまた戻ってくるのだ。

どのチームも希望、楽観、そして期待にあふれている。
チームを去った者がいれば、新しくヒーローとして加わった者もいる。また、チームの成功のために招聘された新しい監督がいて、前のシーズンの経験から多くを学んだ監督もいる。
そう、全員が同じスタートラインに立つのだ。
そして、私たちのシーズンが始まる。
うーん。そう、少なくとも2週間は…。

先週の木曜日、2007年のスケジュールが発表された。そして誰もが初戦に注目する。
そのご私は、カラっと晴れあがり野球もオフシーズン、まさにサッカーのための季節を外して暑くしけた季節をJリーグが選んだことも忘れて、いつもボクシングデー(ボクシングデーとはクリスマスの翌日の12月26日のことで、郵便配達人や使用人など日頃サービスを提供してくれている人たちにギフトを贈る日。イングランドでは、この日に必ずサッカーの試合が開催される)を見てしまう。いやはや、古くからの習慣はなかなかなくならないものだ。
まあ、これは別の話だけれど。

3月3日、新しいシーズンがスタートする。ストーブリーグの結果がピッチで試される。
開幕戦注目の一戦は、等々力で行なわれるフロンターレ対アントラーズだろうか。ブラジル人監督のもとで覇権回復を目指す新生アントラーズにとって、これは厄介なテストになるに違いない。
アウェーでのフロンターレ戦はとにかく厳しいし、どのチームにとっても、例えホームであってもフロンターレは対戦したくない相手の一つだ。

スペインサッカーの影響を受けた原博実監督が指揮する攻撃型のクラブ・FC東京のサポーターにとっては、波乱のシーズンになるだろう。ただし、新たにチームに加わったコスタリカ出身で、これまでチームを転々としてきた負傷がちのストライカー、パウロ・ワンチョペの健康状態によるところが大きいと思われる。
サンフレッチェと対戦するFC東京。まずは勝点3をとりたいところだ。

横浜F・マリノスの早野宏史監督は、日産スタジアムで甲府の亡霊を払わねばならない。
彼がレイソルの監督を務めていた2年前、日立台での一戦でディフェンスの要・土屋をしてヴァンフォーレのバレーを止められず、6ゴールを奪われJ2に降格させられた苦い経験があるのだ。
シーズン開幕のために、新潟のオレンジ軍団は大分までの長距離遠征をしなければならない。また一方、エスパルスオレンジ軍団はFW大久保嘉人を擁するクラブ、J1復帰を果たしたヴィッセル神戸を日本平で迎え撃つ。
J1覇者のレッズは、久保と奥が新たに加わったJ2王者・横浜FCをホームに迎える。
またガンバのパワフルな攻撃陣は、土屋がヴェルディに移籍し、守備に不安を残す大宮からゴールを狙う。

そして3月4日には、J1に昇格したレイソルが復活したジュビロを、名古屋がジェフをホームで迎え撃つ――ジェフとしては、ホームでグランパスと戦いたいところだったろうけれど。

固定リンク | | コメント (0)


避けようがなかった阿部の移籍

2007/01/25(木)

遅かれ早かれ、阿部はジェフユナイテッドを去る運命にあったのだ。
ジェフのイビチャ・オシム前監督は、3年前のプレシーズンにおける懇談でこうなることをすでに予見していた――むしろ意外に遅かったのを驚いているかもしれない。
オシムによると、お金と野心のあるビッグクラブが介入してきたときに、チーム最高の選手の慰留に失敗するのが、ジェフの常。阿部のレッズへ移籍でも、まさに同じことが繰り返されたのである。

阿部の抜けた穴は、ジェフにとってあまりにも大きいものとなるだろう。阿部はクラブのシンボルであり、誇り高く、統率力のあるキャプテン。また、複数のポジションをこなせる選手でもあった。
ただし、ほとんどのケースでは佐藤勇人と並んで中盤の中央でプレーしており、実際には、前線の阿部と佐藤にリベロのストヤノフが加わった三頭体制がチームの基本であった。
とはいえ、これからプレーするレッズ、そして現在の日本代表における阿部のポジションは、中央に闘莉王、左側に坪井が入る、スリーバックの右側に落ち着きそうである。

ジェフ・ファンは、たとえ今シーズンではなくても、近い将来、次にチームを去るのが誰なのか気が気でないに違いない。
巻? 水野? 水本? それとも羽生?
マルチプレーヤーの坂本の新潟移籍には、まだ救いがある。水野が穴を埋め、スタメンに名を連ねることになりそうだからだ――これは、クラブにとっても、代表にとっても朗報である。
敏捷でクレバーな水野は、右サイドはもちろんのこと中央寄りのポジションでも効果的な働きをし、巻の背後の奥深くから攻撃に参加することができる。

噂によると山岸が阿部の後を受けキャプテンになるそうだが、もしそうなら、私にとっては意外な人選だ。責任感を持たせれば少しはおとなしくなるだろうと考え、オシム・ジュニアはストヤノフをキャプテンに指名するのではないかと思っていた。
その奔放な才能を言葉ではなく、足技で表現しているときには、このブルガリア人選手は間違いなくJリーグで最高のオールラウンド・プレーヤーとなり、1人でディフェンスラインを構築できるし、攻撃に参加しては一度に3〜4人をドリブルで抜き去ることができる。
やる気になったときの彼は、もはやJリーグのレベルではない――ただし、出場停止でベンチに座っていては何の役にも立たない。

阿部はストヤノフから、そして“プロフェッサー”斉藤から、今後も守備の要諦を学びとることができたのに、ジェフ・ファンにとって残念なことに、学んだことをこれからは浦和のために活かすのである。
正直言うと、私は次のシーズンのジェフ対浦和戦が待ち遠しくてならない。昨シーズンの試合は絶品といえるもので、スリルに満ちた試合展開のなか、巻と中島のゴールでジェフが2−0の完封勝ちを収めた。
阿部が移籍した今シーズンの試合は、より格別なものになるだろう。

固定リンク | | コメント (0)


横浜が、変わる

2007/01/22(月)

1月20日・東京発:久保竜彦を獲得した横浜FCと、鈴木隆行を獲得した横浜F・マリノス。さて、どちらが得をしたのだろう?
私は以前から鈴木のファン。さらに久保の健康状態にはいまだ不安が残る。やはり現時点ではマリノスだろうか。
もちろん、健康状態さえ万全なら久保はJリーグの中でも特筆すべき選手だ。
パワフルな左足でシュートするのか、はたまたパスを出しペナルティエリアに侵入し、彼の後を追ってきたディフェンダーを踏みつけ、高さのあるヘディングを合わせるべくクロスを待つのか。彼はその予測不可能なプレーでマークマンを翻弄する。
それが久保の魅力なのだ。

30歳にしていまだ荒削り。マークしにくく、ディフェンダーが久保の動きを読むのはさらに難しい。
しかし、それも彼が健康であればこそだ。横浜FCはもちろん、環境が変わり、新たにJ1に昇格したチームを引っ張っていくことで彼の運が変わることを望んでいる。
そしてもちろんゴールも…。

マリノスで久保の後釜を務めるのが、レッドスター・ベオグラードから日本に戻って来た鈴木隆行だ。
例えば2003年、25試合で16得点を挙げた全盛期の久保と違い、鈴木は決してスコアラーではなかった。
1シーズンで鈴木が挙げた得点の最高記録は、ヨーロッパへ移籍する前の2001年、26試合で6ゴールだ。しかし、彼のプレーはそのゴールの数では語れない。
鈴木はずば抜けたチームプレーヤー。
チームメートのためにスペースを作ろうと激しい当たりも厭わない、溌剌としたチームリーダーなのだ。

かつて私は、鈴木と大久保のペアは日本代表にとって素晴らしいFW陣となるのではと思ったが、ドイツ・ワールドカップ前に2人はジーコ監督のレーダーから消え、二度と23人の代表枠を争うことはなかった。
鈴木もまた30歳、そして全盛期は過ぎた。しかし、彼はマリノスの攻撃の核となり、ディフェンダーを振り回すことだろう。
ペナルティエリア内でフリーキックを得るのも上手いし、そんな彼に山瀬も満足することだろう。

久保も鈴木も、新チームに豊富な経験とリーダーシップをもたらし、チームの成功の大きな鍵を握ることになるだろう。
マリノスの場合、成功とは再びタイトル争いに加わること。
一方、横浜FCはそこまで高望みはしていない。久保はチームを盛り上げるためにゴールが必要になるだろう。

固定リンク | | コメント (0)


賢いガンバの外国人選手獲得ポリシー

2007/01/18(木)

ガンバ大阪にはまったく脱帽である。それは、昨シーズン、リーグチャンピオンの座を防衛するのに失敗していても関係はない。
現在伝えられている移籍話を見る限り、ガンバは、外国人選手の獲得というリスキーで、高くつくビジネスについて完璧なポリシーを構築しているようだ。
ごく単純に言えば、ガンバは最初に他のクラブが獲得した選手をひとまず監視し、実力が十分あると判断すれば、あとはより高額な金額を提示して吹田市に招くだけなのである!
まあ、こう言ってしまうとポリシーをあまりにも単純化したことになるかもしれないけれど、2007年に契約する3人の外国人選手はすべて日本で実績を残しており、さらに英国のサッカー・スラングを使えば、「仕事がデキる」のである。

今回ガンバに加わるのは、大柄でパワフルなフォワードのバレー。バレーは昨シーズン、甲府のメンバーとして印象的な働きをしたから、リスクがあったとは言えない。素晴らしい態度の立派なプロで、チームのために懸命にプレーする選手だ――2005年の昇格/降格プレーオフで甲府の全6得点を決めた後の彼の感極まった姿を、私はいつまでも忘れることはないだろう(号泣の場面がなければ、記憶に残るのは、10ゴールでも決められたのに、あまりにも多くのチャンスを逃した姿になっていたことだろう!)。
バレーはマグノ・アウベスやシジクレイとともにガンバの青と黒のピンストライプのユニフォームを着ることになり、代わってフェルナンジーニョがエスパルスに入団、そのまた代わりにマルキーニョスがアントラーズに入団するのだ!

ゴールを量産したアラウージョの後釜として、マグノ・アウベスを大分から獲得したときも、リスクはなかった。シジクレイのときも同様で、彼はガンバ入団までの数シーズンを日本のさまざまなクラブでプレーしていた。
実際、私には、彼が山形の一員として、栃木グリーン・スタジアムで名古屋グランパスエイトと引き分けた天皇杯の試合でプレーするのを観た記憶がある。たしかペナルティキックを外したはずだ(もし記憶違いなら、シジクレイに心からお詫びしたい!)。
あれは1998年。フィリップ・トルシエも現場にいて、彼が指揮するシドニー・オリンピックの代表メンバーに招集した、グランパスの福田健二を視察していた。

シジクレイ、マグノ・アウベス、そしてバレー…。ガンバは賢いビジネスをしているようだ。それはもちろん、どちらかというと地味なチーム(たとえば、大分、甲府、ヴィッセル)でプレーし、日本で地歩を築いた優秀な選手を獲得するだけのお金と信望がガンバにはあるということに他ならない。
即戦力となるスーパースターをブラジルから獲得しようと、明確なビジョンもないまま暗闇で手探りするような選手探しをするクラブが多いなか、ガンバはピッチ内外での働きを熟知している選手を獲得しているのである。

固定リンク | | コメント (0)


MLS、ギャラクシー移籍を決めたベッカム

2007/01/15(月)

1月12日・東京発:数週間前にこのコラムでデビッド・ベッカムが移籍するかもしれない、スターの欲しいJチームは彼の獲得を…と書いた。
さて皆さん、ベッカムはレアル・マドリード(スペイン)を出ることになりました。
ただ、彼の行く先は日本ではなかった。
いやなに、気にすることはない。ただ、考える価値はあるといった程度だったから。

彼はロサンゼルス・ギャラクシーと巨額の契約を結び、サッカーをなかなか受け入れようとしない米国にサッカーを広めるべく、移籍する。
今回の移籍については、痛烈な批判もある。
私が見たとあるサッカーに関するウェブサイトでは、“ベッカムはアメリカに身売りし、さらには妻であるポッシュ・スパイスはハリウッド進出を決めた”と書いてあった。
まあ、1998年ワールドカップのアルゼンチン戦でレッドカードをもらって以来、“民衆の敵ナンバーワン”となり、さらには昨夏のドイツでもイングランド・メディアの非難の的となった彼。この程度の批判が出るのは、容易に予想できる。
私はイングランドの5試合中4試合を見に行ったが、私の周囲にはいつでも、彼の失敗を期待するメディア陣がいた。

パスがとんでもないところへ行くように…
フリーキックがそれますように…
交代させられますように…
と。
そうなのだ。これがイングランドのメディアの体質なのだ。
散々持ち上げておいてから、叩きつぶす。

日本では中田や中村、そしてイチロー、松井、さらに今では松坂大輔のようなスターは守られている。
しかしイングランドでは、彼らの鼻をへし折る。
寂しいことだが、それが現実なのだ。

個人的には、ベッカムの移籍は良いことだと思う。
米国のサッカー人気を上げるという大きな挑戦を、ベッカムは引き受けたのだ。米国でなくたって同等な契約を、彼なら結べたはずだ。
そもそも彼には、そんな巨額は必要ないかもしれないけれどね。

ベッカムは礼儀正しい男だ。
そして何よりサッカーを愛し、プライドと情熱をもってプレーしている。
だからこそ昨シーズン、多くのレアル・マドリードファンはベッカムがキャプテンを務めることを望んでいた。

ベッカムはまだ31歳。
ギャラクシーやMLS自体にも、多くの影響を与えることができるだろう。
何もセリエAのミランへ行って退屈なサッカーをすることなどないし、イングランドへ戻り、四六時中、粗(あら)探しをしてバッシングするメディアとの毎日を過ごす必要もあるまい。
これは、あくまで個人的な意見だけどね。

ベッカムはこれまで十分にイングランドのためにプレーしてきた。そしてさらに今後は、米国とサッカー全体のためにプレーするのだ。
サッカーは彼に富をもたらした。しかし彼は多くをサッカーに注いできたし、報われて当然なのだ。
ベッカムよ、頑張ってくれ!米国は君を必要としている!

固定リンク | | コメント (0)


コンサドーレが期待する三浦監督の手腕

2007/01/11(木)

指揮するチームが大宮アルディージャからコンサドーレ札幌に変わる来シーズンは、三浦俊也にとって未知の経験となるだろう。
言うまでもなく、大宮は兄貴分である浦和の巨大な赤い影に覆われながら、埼玉の第2のチームとして存続している。
しかし札幌では、コンサドーレは北海道の誇り。Jリーグの注目の的なのだ。

2004年に大宮をJ1に昇格させ、2005年、2006年を通してトップリーグでの地位を維持させてきた三浦監督が、2007年には自チームにも同じことを起こしてくれることを、コンサドーレのサポーターは期待するだろう。
結局のところ、J2のチームを昇格させることと、すでに確固たる地位を築いているチームをJ1で指揮することはかなり違い、コンサドーレが三浦監督を起用した理由もそこにある。
昨シーズン、コンサドーレのJ2最終成績は13チーム中4位。全48試合を消化した時点で、自動昇格圏にあるチームとは16の勝点差があった。コンサドーレがこの差を埋めるにはかなりの底上げが必要で、三浦は例によって詳細な目標を設定するのだろう。

個人的には、三浦監督は大宮で、とくに2005年のJ1初年度にはなかなかの仕事をしたと思っている。
トップリーグでの2シーズン目は昇格直後のシーズンよりはるかに難しい、とは三浦監督がつねに言っていることだが、昨シーズンの大宮も、外国人選手の質が充分でなかったため、はからずもその通りとなってしまった。
昨年の今頃、小林大悟と土屋征夫に代表されるような、才能のある日本人選手を何人か獲得したが、チームには体格面とフィジカル面での強さが欠けていた。また、ホームスタジアムがなかったことも見過ごしてはならない。
これは大宮にとって大きな痛手であり、今シーズンも改装された大宮公園を利用できるのは10月になってからである。

ロバート・ファーベーク新監督を迎えた大宮の目下の優先事項は、より堅実にプレーし、危険なエリアでの個人の不注意なミス――年を食ってきたトニーニョがしょっちゅうやっていた類のもの――をなくすことにある。
大宮ではファーベークがチームを次のステップに発展させてくれるのを期待するだろうが、コンサドーレでは三浦監督のコーチ術と経験を生かし、チームをかつていた場所、つまりJ1に戻すことを目指すだろう。
総体的に見れば、札幌のファンはチームへの忠誠心と情熱ではJリーグでも最高の部類に入るのだから、北海道のこのチームが昇格すれば、2008年のJ1はさらに楽しいものとなるだろう。
私が今から楽しみにしているのは、2008年の開幕戦、大宮公園でのアルディージャとコンサドーレの対戦。舞台はもちろん、J2ではなく、J1だ!

固定リンク | | コメント (0)


フィーゴ獲得はお金のムダ

2007/01/08(月)

1月6日発:「なんて無駄金を使ったんだ!」
イングランドでサッカー観戦に行くと、スタンドでよく耳にするフレーズだ。
これは対戦相手のクラブが高額で獲得した選手がヘマをやらかした時、たとえば絶好のチャンスにシュートを外してしまったような時に使う。
しかし、今回私がこの苦言を呈したいのは、インテルからルイス・フィーゴの獲得を検討しているサウジアラビアのアルイテハドに対してだ。

先週、彼の移籍はほぼ確定的と見られていた。
しかしここにきて、インテル側は6月に契約が切れるまでフィーゴの移籍はないと否定している。
報道によると、契約は1月から6月までの6ヶ月で800万ドル(約9億6千万円)ということだ。
新聞紙上やテレビの報道では移籍金についての言及はなかったものの、フィーゴがインテルの支配下にある以上、当然アルイテハドは何がしかの移籍金を支払わなくてはならない。
7月にならなければ、フィーゴは自由契約にはならないのだ。

いずれにせよ、わずか6ヶ月で800万ドルなんていうのは、私に言わせればまったくの無駄だ。
おそらくこの金額には税金は含まれていないだろうし、得をするのはフィーゴだけということになる。

最近のコラムで、私はJリーグにもビッグネームが必要だと書いた。
たとえば、ベッカム、ロナウド、そしてロベルト・カルロスのような選手が必要だ、と…。
ただし、それはあくまで6ヶ月なんて短期間ではなく、そしてもっと妥当な金額でだ。

フィーゴはどうかって?
おそらく彼は日本では苦労するだろう。
日本の試合展開は彼には速すぎるだろうし、なによりもサッカー人生の終焉間近の彼自身、新しい環境の中で一からスタートしようとするモチベーションは持ち合わせていないだろう。
いったん代表チームから引退し、そして復帰して出場したドイツワールドカップでは、常に疲れているように見えた。
日本の蒸し暑い7月、8月は厳しいだろう。

フィーゴのアルイテハド移籍は、実現するかもしれない。しかし、フィーゴに支払われる金額を見たインテルとしては、当然それに見合った移籍金を要求することだろう。
なぜかって?
それは彼らの当然の権利だからだ。
もちろん、この契約についてフィーゴが自分自身を責めることはできない。
しかし、アルイテハドがこの契約で支払った額に見合った結果を得ることは難しいだろう。
本当にまったくの無駄だ!

固定リンク | | コメント (0)


そろそろ天皇杯の枠組見直しを

2007/01/04(木)

元日、浦和レッズがリーグ戦とカップ戦の2冠を達成し、ギド・ブッフバルトが監督として指揮を執った3年間をハッピーエンドで締め括った。
88分、右サイドの野人(岡野)からの低いクロスに永井が合わせてガンバのゴールを破り、この試合で唯一の得点となった決勝ゴールを決めた。これは信じられないような決着と言えるのではないだろうか。
後半はガンバが優勢に立っており、ゴールを奪うのはこちらの方だと思っていた。実際、ツネ(宮本)は、山口のクロスに対するニアサイドからのヘディングを合わせ損なって願ってもないチャンスを逃し、自身のハッピーエンドを飾るのに失敗した。また、レッズのGK都築は素晴らしいセーブをいくつか見せ、かつての所属チームの攻撃を完封した。

カップ戦の決勝戦とはこういうもの。レッズは長いシーズンの掉尾にベストメンバーとは程遠いチーム構成で臨み、勝利を飾ることができたのである。
個人的には、両チームとも疲れきって見え、天皇杯は余分な大会であるように思えた。1ヶ月前に埼玉スタジアムでレッズがガンバを破り、リーグ・チャンピオンを勝ち取ったときが、事実上のシーズンの終わりではなかったのだろうか?
以前にも書いたが、発展を遂げた日本サッカーにとって、天皇杯の枠組はふさわしいものではなくなっている。天皇杯の価値を高めるには、JFA(日本サッカー協会)の大会の再構築を行なう必要がある。
その第一歩として、天皇杯の出場資格をJ1、J2とJFLのチームだけに限定すれば良いだろう。高校も、大学も参加しないことにするのだ。
J1の18チームは第2ラウンドから参戦し、第1ラウンドを勝ち抜いたJ2とJFLの14チームに合流する。
つまり、第2ラウンドでは32チームが、第3ラウンドでは16チームが戦い、その後に準々決勝、準決勝、そして決勝へと進むのである。

ナビスコカップを夏の間に終えられれば、天皇杯は9月頃からスタートできるようになり、それぞれのラウンドをJ1のスケジュールに組み入れることもできる。そうなれば、全チームがベストメンバーで戦うことができ、現在のように、外国人選手が帰国し、シーズンの間ずっとベンチにいた選手を起用して戦うということもなくなるだろう。
さらに、準決勝と決勝以外では中立地開催をやめてはどうだろう。ラウンドが進むごとに、JFAハウスで月曜日午後に抽選を行ない、当たりクジを引いたほうがホームで試合を開催する権利を獲得することにするのだ。
そうすれば、勝ち残ってきたJFLやJ2のチームが浦和のようなビッグクラブとホームで戦うチャンスを得られるようになる。試合会場を事前に設定されていない抽選のほうが、現在のフォーマットよりはるかに魅力的になるだろう。
現在のフォーマットでは、疲労困憊したチームと忍耐強いファンが、中立地に向かうために長い距離を移動しなければならない。

私は、天皇杯は今も意義があると思っている。しかし、今の時代のサッカーに合わせるためには大胆な変革も必要である。

固定リンク | | コメント (0)


« 2006年12月 | トップページ | 2007年2月 »