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高原は先発の座を守らねばならない

2006/11/13(月)

名古屋発・11月11日:ああそうだった。高原直泰のことを忘れていた。
彼はどうしたかな思っていた矢先、高原はフランクフルト(ドイツ)で連続ゴールを挙げ、その存在が再び浮かび上がってきた。
こうなってくると、「オシム監督は高原を代表に選ぶべきだ」とファンやメディアが盛んに言い出すことだろう。
しかし私は、現時点ではそうは思っていない。

私が高原ファンクラブに入る、いやファンクラブのメンバーシップを更新するには、2ゴール(今季通算では3ゴール)では不十分だ。
私は、病気で2002年ワールドカップ(W杯)代表チームの選から漏れるまで、ジュビロ磐田で、オリンピックチームで、そして日本代表でゴールを挙げていた頃の高原の大ファンだった。
高原は2006年W杯での最大の失望だった。
そして、ひょっとすると彼はもう二度と日本代表でプレーできないのではないかとさえ思ったし、今でもその疑念は晴れていない。

W杯の数週間前、私はクロアチアの新聞の取材でジーコ監督にインタビューした。
その際、ジーコ監督はW杯で活躍するであろう3人の選手の名前を挙げた。
中田英寿、俊輔、そして…そう、高原だ。
それは少し楽天的かなと、私はそのとき思った。
日本で、アルゼンチンで、そしてドイツでも、高原は世界レベルのディフェンダーを相手に戦えることを証明しきれなかった。
とはいえ、ハンブルグからフランクフルトへの移籍で彼をリフレッシュし、停滞していたキャリアを前進させたようだ。

さて、それでは。Jリーグでプレーする選手たちを一通りテストしたオシム監督の来年のプランの中に、高原の名前はあるのだろうか?
もちろん高原のことは注視しているはずだ。ブンデスリーガでコンスタントに得点できるということは、良い選手に決まっている。
ただ、オシム監督に招集を決断させるには、彼はいまの調子を維持しなくてはならない。
それも、数週間ではなく数ヶ月という単位で。

以前にも話したことだが、もう一度言っておこう。
欧州組の選手たちを今年は招集せず、彼らを所属クラブでのプレーに専念させたオシム監督の決断は正しい。
高原自身も、インドやイエメンのような国々と対戦する度に帰国せずに済むのは助かると言っていた。
来年のアジアカップ連覇を狙う代表チームに、欧州組を合流させるにはまだまだ時間がある。それがオシム監督の考えなのだ。

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