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W杯決勝、解決策は再試合?

2006/10/02(月)

9月30日発:ワールドカップ(W杯)決勝の決着をPK戦でつけるのは間違いなのだろうか。
確かにこれは大きな課題だが、代わりにどんな方式を採用するべきかは、さらに難しい問題だ。

FIFAのゼップ・ブラッター会長は2010年W杯では新方式を採用すると語り、再試合や両チームの選手を減らしての延長戦、もしくはゴールデンゴール方式での延長戦を行なうなど、再びこの話題が持ち上がっている。
イングランドで生まれ、FAカップを見て育った私は、再試合が良いのではないかと思っている。ぬかるんだピッチに投光器、また中立地(リーズのエランドロードで行なわれたウェスト・ハム対エバートン、ニューカッスル対ボルトン戦が良い例)での再試合、さらには再々試合など思い出深いものが多い。
当時は、チームは決着がつくまで戦ったものだ。ゴールデンゴールやPK戦などもちろん無い。全身全霊を尽くして戦い、ドラマが繰り広げられた。

ただ、W杯の決勝となれば、何度も再試合を繰り返すわけにはいかない。
今回のW杯では、決勝戦のあと2日間は再試合を開催することができた。しかしそれでも同点のまま終わることだってある。それでは同じ問題の繰り返しだ。
選手の人数を減らしての延長戦に至っては、問題外。
サッカーとは11対11でプレーするものであって8対8で行なわれるものではない。こんな案は早急に葬ってもらいたい。

私は90分の試合の後、最長30分のゴールデンゴール方式による延長戦を行なうことに賛成だ。
すなわち、延長戦でどちらかのチームがゴールをした時点で、試合は終了する。
ゴールデンゴール方式がアンフェアだという人もいる。
しかしなぜ?
チームはすでに90分間という時間を与えられていたのだ。
最初にゴールしたチームが勝つとわかっていれば、必死で攻撃するはずだ。

30分の延長戦でも決着がつかなければ、再試合でなくPK戦で決着をつければ良い。心技を込めた試合の決着としては満足のいく方法ではないかもしれない。
しかし他にどうしろと言うのだろう。
他に良い方法があると?
他の人の意見も、ぜひ聞いてみたいものだ。

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