« フロンターレ、首位を行く | トップページ | A3杯に意義はある、しかしタイミングが問題 »

代表チームのムードを変えるオシム

2006/08/07(月)

8月5日発:わずか13人の選出だったが、オシム・ジャパンにとってエキサイティングなスタートとなった。
5人は初代表、そして若手の再招集者が数人…、そしてなんと13人中6人が浦和所属。オシム・ジャパンはブルーでなくレッドに身を包み、“レッドサムライ”と“レッドフィーバー”と呼ばれるようになるのではないかと思うほどだ。
ドイツでの不完全燃焼を一掃するためにも、日本にはこうしたフレッシュなスタートが必要だった。日本に滞在する時間が長いオシム監督は、優秀な選手、チームに必要な強固なキャラクターを備えた選手を見抜く目を持っており、チーム再建に迅速に着手した。

個人的には、闘莉王が代表に戻ってきたのが嬉しい。まだまだ荒削りな闘莉王だが、ディフェンスライン、そして前線に上がった時のフォワードラインを、責任を持って強固なものにしてくれるだろう。
昨年12月の時点で、オーストラリアやクロアチア戦では体力的不安があるとわかっていながら、ジーコ監督はなぜ彼にチャンスを与えなかったのか、今でも私にはそれが理解できない。
闘莉王なら、オーストラリアとの空中戦も望むところだっただろう。
エリアで仁王立ちとなり、「こんなものか?」とオーストラリアのロングボールを待っている彼の姿が、皆さんの目にも浮かぶのではないだろうか。

さらに嬉しいことに、ジーコ監督がわずかな時間しか見なかった今野が代表に戻ってくる。
今野を起用せず、また育てもしなかったことは、ジーコの犯した最大の間違いの一つと言える。
ここ数シーズン、今野は明らかな可能性を見せていた。
しかしジーコは彼を無視し、若い彼の2年間の代表としてのキャリアを無駄にしたのだ。

小林大悟は、大宮で輝きを見せている。しかしオシム監督の下ではさらに走らなくてはならないだろう。さらに彼の選出は、中村俊輔の将来に大きな影響を与えるに違いない。
田中隼麿は4バックでもMFを5人起用するシステムでも、右サイドの経験が豊富だ。同じポジションの加地にプレッシャーを与えることになるが、オシム監督は加地を高く評価しており、今後もおそらく加地が第一候補だろう。
数年前、まだ隼麿がまだヴェルディにいた頃、当時のロリ・サンドリ監督が彼はいずれ日本代表の右サイドバックになるだろうと言ったが、それが現実になろうとしている。

長谷部は格の違いを見せている。また一方、我那覇はフロンターレの前線を牽引して好調なチームの原動力となっている。
A3チャンピオンズカップのために巻を招集できない今、オシム監督には高さが必要だ。我那覇はその高さをチームに与え、さらにはきっと、ゴールももたらしてくれるだろう。

ワールドカップ・ドイツ大会が終わり、ジーコ監督の下ですっかり腑抜けになった日本代表のムードを変える必要があったオシムには、結局のところ、明るく想像力のあるスタートが必要なのだ。

固定リンク | | コメント (0)

コメント

この記事へのコメントは終了しました。