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成長した松井、代表入りは目前

2006/08/21(月)

東京発(8月19日):日本代表のイビチャ・オシム新監督が、ドイツで打ちのめされた代表チームを再建しはじめたいま、国内を活動の基点としている選手たちに注目が集まるのはきわめて当たり前のことだ。
しかしオシム監督は、ヨーロッパでプレーしている選手たちのことを忘れてしまっているわけではない。彼らもチームの建て直しに必要なのだ。
ただし、“誰が?”そして“いつ?”に関しては別問題。その疑問の答えは近いうちに得られるだろう。
とは言うものの、私が耳にする唯一の名前は、“松井大輔”である。

先週土曜日の夜、私はテレビでルマンの試合のハイライトを見たのだが、松井は絶好調のようだった。そのプレーは速く、自信にあふれており、2〜3人のディフェンダーをドリブルで抜き去るプレーを数回見せ、すっかりチームのMFの要となっているようだ。
事実、彼は私の大好きな選手の一人。そのプレーはイングランド代表でニューカッスルに所属していたピーター・ベアズリーを彷彿させた。
ビアズリーはケビン・キーガンやクリス・ワドルと並んでマグパイズの中核を務め、また、イングランド代表では多くのゲーリー・リネカーのゴールを演出した。ビアズリーはスピードがあり、また、賢い選手だった。
バランスやコントロールにも優れ、背の低さに見合わないタフさも持っていた。
キーガンとよく似たタイプの選手だったが、彼よりも天賦の才を備えていた。

皆さんご存知のとおり、松井はジーコ監督の代表チームの選考からは外れた。
しかし、それは必ずしも悪いことだったとは思っていない。
当時、彼が代表チームから漏れたことを私は驚きとして受け止めたが、ニュースとしては巻の代表チーム入りの方が大きく扱われた。
オシム監督はヨーロッパでプレーする選手たち全てを見捨てたわけではない。
そして松井は彼のリストのトップに入っているに違いない。
松井はJリーグ時代と比較して大きな成長を見せているし、規律と責任感に溢れている。
つまり、彼はチームのためにプレーしており、彼自身のためにプレーしているのではないのだ。
そしてさらに、フランスで多くの大切な事を学んできた。

日本代表の次の試練は9月にアウェーで行なわれるサウジアラビア戦とイエメン戦。それらの試合は新生日本代表にとって厳しいテストとなるだろう。
個人的には、オシム監督がこのままJリーグの選手に目を向け、より日本らしいチームに育ててくれることを望んでいる。
次のアウェーでの2試合をとおして日本代表に何が欠けているのかを見極め(おそらく彼は既にわかっているだろう)、それからヨーロッパ組の状況に目を向けることができる。
そう、松井の代表招集は時間の問題だ。

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