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“冬シーズン”開催は検討の価値あり

2006/07/24(月)

7月22日発:彼の行く手には、大きな仕事が待ち構えている。
いや、イビチャ・オシム監督ではない。
新しいJリーグチェアマン、鬼武健二氏だ。

ここ最近、Jリーグには少なからず変革が必要だと思っていた。
個人的な意見ではあるが、改善の余地はあまりにも多くある。
オールスターゲームをやめるなど、リーグには合理化すべき点があるのだ。
私ならまず、シーズンの開催を夏から冬へと根本的に変更する。
暑く、また湿気の多い7月や8月にサッカーをするのは過酷すぎる。
9月初旬にシーズンをスタートし、5月に終えるヨーロッパ方式が良いのではないだろうか。
そうすれば、6月や7月に開催されるワールドカップやコンフェデレーションズカップといった大会に、シーズンを中断させることなく代表チームを招集できる。
また、ヨーロッパ方式を採用することでヨーロッパの移籍市場(通常選手の契約は6月30日まで)にスケジュールを合わせることができ、各チームは選手を放出するのも加入させるのも容易になる。

もう一つの利点、そして私が非常に重要なファクターだと思うのは、メディアへの露出度だ。
現時点ではJリーグと野球のシーズンが重なっていて、天皇杯は別として12月から2月に空白期間が生じている。
もしJリーグが9月から5月にかけてシーズンを開催すれば、野球がオフシーズンの冬の間、メディアの関心を独占できるのだ。
二つのスポーツが対抗している今、ナショナルチームは別として、依然として野球人気の高さはサッカーのそれとは比べ物にならない。

さらに、もしJリーグがヨーロッパ方式を採用すれば、平日に試合をする必要性が低くなる。水曜夜の試合は大観衆を集めにくい、そして1試合の平均観客数を下げている。9月から5月のシーズンにすれば平日の試合はナビスコカップや天皇杯のために使えば良いのだ。

もちろん、冬に開催することによって、札幌、山形、そして新潟などは厳しい環境の中での試合になるという欠点もある。
しかし、札幌にはドームがあるし、山形や新潟はスケジュールを調節してホームゲームを晩夏、秋、そして春に大部分を集中させれば、空白月は2ヶ月ほどで済む。
そうした変更について、当然ながら問題点や反論はあろうと思う。しかし9月から5月のシーズンへ変更する利点は、そうした欠点をはるかに上回ると思う。
総合的に見て、シーズンもずっとスムースに開催できる。
新任のJリーグチェアマンがこうしたことをチラッとでも考えているかどうか、私にはわからないが、子細なリサーチを行ない、検討してみる価値は十分にあると思う。
長期的な視野に立ってみれば、日本サッカー界のためになるはずだ。

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