« 松田のいない日本代表 | トップページ | 巻のサクセス・ストーリー »

パーフェクトタイミング

2006/05/15(月)

東京発(5月12日):ここ数日好調な小野伸二を見て、安心したレッズファンも多いことだろう。
先週日曜日の埼玉スタジアム2002で、小野は素晴らしい2ゴールで鹿島アントラーズを粉砕した。
そしてその2日後に大阪で行なわれたブルガリア戦では、途中出場ながらかつての自信と信頼感を感じさせてくれた。

実は私も他の多くの人と同じように、今年の小野については大変心配していた。
(チームに)フィットしているように見えなかったし、シャープさもない。そして何より試合中に全く存在感がなかった。
実際、その存在感のなさに、私は時として小野は途中交代してしまったかのような錯覚をおぼえた。
まったく“小野らしく”なかったのだ。

しかしチーム内では、ポンテと長谷部、そして彼らの後方で鈴木啓太がサポートしていることにより小野は時間をかけて体調をベストに調整していく余裕を得られた。
小野は正真正銘のプロフェッショナルだ。
彼のこれまでの悲運なケガの数々を考えると、そうしたことさえ起こらなければ最も良いコンディションでワールドカップを迎えられるだろう。

アントラーズ戦での2ゴールは別として、私が最も感心したのは相手MF中後に倒された後、無傷で立ち上がったことだった。
小野が倒れたのを見たベンチのギド・ブッフバルト監督、ゲルト・エンゲルスコーチ、そしてスタジアムの5万人のレッズファンは「またか!」「最近続出している中足骨骨折か?」と、最悪の事態を想像したに違いない。
しかし小野はそのままプレーを続行、そして残り4分となったところでレッズファンの大歓声のなかベンチに下がった。

さて、小野は6月12日、オーストラリア戦に先発出場するだろうか?
もちろん、これからまだ何が起こるかわからないので、今それを言うのは早い。
では、どのポジションが良いだろうか?
これは以前にも言ったことなのだが、経験を活かして流れを読み、ゲームをコントロールできる守備的MFが一番適しているのではないだろうか。
そしておそらく、中田英寿ではなく守備的な福西とコンビを組むだろう。
中田も小野も攻撃的な選手だ。小笠原、中田、小野、そして中村という4人のMFの組み合わせは才には溢れている。しかし、オーストラリアやクロアチアに対しては中盤の抑えが足りない。
ジーコ監督も、現時点でそうした細かな心配をする必要はない。
今は小野が戻ってきたことを、ただ喜んでいるだろう。

固定リンク | | コメント (0)

コメント

この記事へのコメントは終了しました。