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ドイツW杯、中田浩二はまだチームに貢献できる

2006/05/22(月)

東京発(5月20日):ジーコの代表メンバー発表は、将来の日本人選手たちへの警告となるだろう。海外移籍は、選手として成功するために必ずしも必要なことではないと…。
選手たちはそうしたチャンスが来た時、自身のキャリアに大きな影響を与えることを理解したうえで、どの国のどんなクラブへ行くのか慎重に選ばなければならない。

理由は様々だが、松井大輔、大久保嘉人、そして鈴木隆行はワールドカップ・ドイツ大会の日本代表メンバー23人から漏れた。彼らが日本でレギュラーとしてプレーし、ジーコが実際に彼らのプレーを見ることができていたら、選ばれるチャンスはもっと大きかったのではないだろうか。
私は、彼らの海外移籍が間違っていたと言いたいわけではない。ただ、あっけなく視界から消えてしまうこともありえるということだ。

メンバー発表の会見に集まった日本人スポーツライターと話をした時、ヨーロッパへ移籍したもう一人のJリーグスターが話題に上がった。
マルセイユで散々な時を過ごし、バーゼルで何とか自身のキャリアの軌道を修正しようとしている中田浩二を、ジーコは果たして選出するのだろうか?
ありがたいことに、ジーコは中田浩二を招集した。ジーコが彼を先発起用してくれるだろうと期待している。

ジーコは、いわゆる“鹿島チルドレン”を特別扱いすると言われているが、中田浩二については当てはまらない。
事実、ジーコ時代の鹿島では、中田浩二はいつも過小評価され、うまく活用されていなかった。彼は代表チームで、より貢献できるはずだと思っている。
4−4−2と3−5−2。ジーコがどんなシステムを取るかに関わらず、チームをまとめるためには中央に二人のMFが必要だ。
少なくともそのうちの一人、できれば二人とも天性の守備的選手が良い。現時点では福西が有力だが、中田浩二も彼より明らかに優れているとは言えないまでも、同じくらい適していると思う。
鹿島では、彼はいつも中央でチームをコントロールしていたし、経験もある。そして何より、日本代表の中で同じことができるだけの頭脳を持っている。

ジーコの戦術に常に含まれているわけではないが、中田浩二が不用意に攻撃を急がないという戦術を維持し、後方でどっしり構えることでミッドフィールドにバランスを保つことができる。
さらに、中田浩二と福西を並べて起用すれば、高くて弾力のある壁をピッチ中央に作ることだってできる。ただし、ジーコは基本的に創造的で攻撃的な選手を好む傾向があるので、その可能性は低いだろう。
とは言え、中田浩二を選んだことでジーコ監督はミッドフィールドにより多くのオプションを持った。中田浩二は4バックではアレックスに代わって左のサイドバックを務めることもできるのだ(アレックスがダイビングと馬鹿げたファウルで2枚のイエローを食らって出場停止になった時にはね)。

中田浩二が今どんな状態なのかは、はっきりとはわからない。しかし、ワールドカップまでは3週間のトレーニング期間と、2試合のテストマッチがある。
ドイツワールドカップでは、中田浩二はチームに大きく貢献できるだろう。

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