« ツネのストッキング、俊輔のレガースくらいは… | トップページ | ベンゲルの考え違い »

三ツ沢での出来事

2006/04/24(月)

東京発(4月21日):MF山口から城へのFK、そしてカズのクロスを城がヘッドで押し込み、ゴール!
まるで過去の、とりわけ1998年ワールドカップが近づいてきた頃の記事のようだが、実はこれは火曜夜、三ツ沢競技場での出来事なのだ。

J2の横浜FC対ヴィッセル神戸戦のこと。スタジアムには観客が溢れ、隣接するマンションのバルコニーから人々が身を乗り出して覗いていた。
(いや、これは言い過ぎた。実際の観客数は3,286人。近くのマンションの住人がベランダから観戦しているのは、三ツ沢では毎度のことだ。でも、ここでは雰囲気を出したかったんだ!)

皆さんご存知のように、試合は城の2発のヘッドで横浜が2−1の勝利を収めた。1点目はオフサイドトラップを破ったキングカズの左からのピンポイントクロスに合わせたもの。2点目は、誰もがファウルだと判断してプレーが止まった間に決めた、物議を醸し出しそうなゴールシーンだった。ゲームは醜く、見ていて満足できるものではなかった。さらに、神戸にとっては、GK荻がボールをキャッチした相手GK菅野に突っ込むという、さらに酷い状況に陥った。

どちらかというとコミカルで笑いを誘うものだったが、腹を立てた菅野が荻を相手のペナルティエリアまで追いかけるという事態に…。そして横浜の選手(私はあまりの事に笑ってしまって誰だか見ていなかった)が荻を突き飛ばし、荻がレッドカードをもらう直前にはさらに数人の選手がその輪に加わった。
そのシーンは映画、“The Keystone Cops”やコメディ番組の“Benny Hill Show”のような、皆が皆を追いかけるといったもの。しかし試合終了のホイッスルが鳴った時、ヴィッセル陣営では誰一人として笑ってなかった。
それでも全体的に見ると、元フリューゲルズのスター三浦淳宏がキャプテンとして地元に帰ってきたし、カリスマ的存在のスチュアート・バクスター監督、そして彼の新たなアシスタントのラファ・ベニテス…いや、ファン・ペドロ(次回は気をつけて見て欲しいのだが、スタンドから見るとペドロ・コーチはリバプールのスペイン人監督に瓜二つだ)が揃っていて、ファンにとって入場料は惜しくないはずだ。

試合前、私は高木琢也監督と少し話をした。彼は横浜FCでの新しい仕事、幸運にも恵まれ上向きのチームについて非常に冷静に、現実的にみていた。
彼は私にMF内田に注目するよう言った。背番号は「10」。私は勝手に、彼はファンタジスタに違いないと思ったのだが、高木監督は首を横に振り、内田は二つのペナルティエリアの間を走りまわるだけでなく、常に得点を狙っていると語った。
私は尋ねた。「それじゃあ、ランパードみたいな感じですか?」
「そうですね、リトル・ランパードといったところかな!」。
高木監督はそう答えた(内田は身長166cm、体重58kg)。

J2ではここ最近、たくさん試合が行なわれている。J1の日程と都合がつく限り、J2の試合も見るだけの価値が十分ある。

固定リンク | | コメント (0)

コメント

この記事へのコメントは終了しました。