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イングランドと対照的な静かな日本の代表監督候補報道

2006/04/10(月)

東京発(4月7日):現時点で日本と、イングランドの共通点はなんだろうか?そう、ジーコ監督とスベン・ゴラン・エリクソン監督はワールドカップ(W杯)終了後、二人とも辞任する。すなわち、両国ともに新しい監督を探しているということだ。
イングランドの新聞には、このスウェーデン人監督の後継者に関する記事がほぼ毎日溢れているが、一方、日本の新聞は非常に静かだ。
そこで今回は、外部からではなくサッカー界内部の色々な情報源から最近得た情報をもとに、少しゴシップを提供しよう。

最も直近に聞いた話によると、日本サッカー協会(JFA)の川淵三郎キャプテンは日本人監督を採用する考えに傾いているらしい。最有力候補は、西野朗氏だそうだ。
アトランタオリンピックの代表チームを率いた彼には、ガンバを昨シーズンのチャンピオンに導いたという大きな実績がある。さらに、もしJFAがオリンピック代表とA代表の両方を兼任させようとするならば、色々な年齢レベルでの選手達の質を知る人間を選択するのは理に叶っている。
事実、W杯後に2年契約で日本人監督に2007年アジアカップと2008年北京オリンピックを任せるというのは理屈に合う。さらにいうなら、仮に外国人監督の有力候補が2006年に日本に来られないとしたら(例えばベンゲル監督のような)日本のことを全く知らない、ゼロからスタートしなければならない監督にお金を使う必要はない。

とにかく、直近で私が聞いた話では川淵氏はどうやら西野監督を推しているようだ。
外国人監督に目を向けてみると、前リバプール監督のジェラール・ウリエ氏はJFA技術部に尊敬されていることはよく知られた話。しかし彼がそう早くリヨンを去るとは考え難い。
もう一人の名前は、高い評判を得ながら昨シーズン終了後に鹿島を去りブラジルで監督をしている、前アントラーズ監督のトニーニョ・セレーゾ氏である。ブラジルでは監督の交代は日常茶飯事なので、それについては問題ないが、ブラジルのチームに対するJFAからの補償金だ。
また、前アルビレックス監督の反町氏がオリンピック代表の指揮を執ると考えている人は多いようだ。もしこれが事実なら、日本は2007年アジアカップまでの1年契約だとしてもA代表の監督が必要になる。それは誰だろう? オシム氏? いや、西野氏? それとも岡田氏?
皆の話では、JFA技術委員会は今月末までに候補者のリストをまとめて川淵キャプテンに提出するらしい。
日本のマスコミがイギリスのマスコミが日常に書くような憶測を盛んに書き始めるのは、それからになるだろう。

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