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ヴェルディよ、現実とJ2での戦いに立ち向かえ

2005/12/05(月)

土曜日(12月3日)に行なわれるヴェルディのJ1最後のホームゲームが盛り上がらない理由は、何ひとつない。
ヴェルディは何週にもわたって低迷しつづけ、先週の土曜日にJ2降格が決まった。
全員(選手、役員、そしてサポーターも)が陰気に悲嘆に暮れるより、むしろ、ヴェルディ魂と自信を新たに築き直すことだ。そして、終わってしまった過去にとらわれることなく、新たなチャレンジを見つめるべきなのだ。

来季、ヴェルディは初めてJ2でシーズンを過ごす。そして皮肉にも、新たに改善されたアジアチャンピオンズリーグへの初出場が決まっている。
だが、残念がってばかりはいられないし、過去の栄光を盾にJ2は楽勝だなどと楽観視していてはいけない。
34試合を終えた順位表は、嘘をつかない。ヴェルディはJ2に落ちるべくして落ちたのだ。彼らはその結果を真正面から受け止めるべきだし、さらにその結果を糧とすべきなのだ。選手たちの涙など見たくない。握りしめた拳(こぶし)、ファイティングスピリット、そして来季への希望こそが見たい。
アジアチャンピオンズリーグの場も、彼らを鍛えてくれることだろう。特に韓国チャンピオンと対戦することは、J2でシーズンを過ごす彼らにとって大きな利益になるはずだ。

個人的には、ヴェルディの衰退には驚いている。
シーズン開幕当初、私はヴェルディを優勝候補のダークホースとして名前をあげた。マリノス、アントラーズ、そしてジュビロのような明らかな優勝候補ではないが、全てがうまくハマれば可能性は十分あったはずなのだ。
私がヴェルディをダークホースと考えたのは、前のシーズンの天皇杯優勝、加えてワシントンと戸田の獲得したことによるものだった。
ワシントンのことはヨーロッパや日本のいくつかのチームが狙っていたが、ヴェルディが獲得レースに勝利した。ワシントンの(プレー)態度やそのゴールの数に、クラブは満足しているだろう。

戸田は、特にミッドフィールドでヴェルディが必要としていた芯と経験をもたらすだろうと思っていた。小林慶行や小林大悟は、技術はある。しかし必要とされていたのは、キーンやビエラ、スーネスのような闘志溢れる選手だった。私は戸田こそピッタリだと思ったのだが、彼は早々にアルディレス監督の信頼を失い、フラストレーションに満ちたシーズン終了と共にヴェルディを去るようだ。
とはいえ、ヴェルディは全てを失うわけではない。平本と森本がチームに残れば、来季はJ2最強の攻撃力を誇ることになる。

しかし何より重要なことは、一時代を築いた誇りと情熱を再び見つけることだ。
これは教えてもらうことではなく、来シーズン選手自身がしなければならないこと。そう、再びトップチームに返り咲くために…。

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