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双方にとって不可解な小野とレッズの動向

2005/12/19(月)

小野伸二が良い選手であることは、誰もが認めるところである。しかし、浦和レッズが彼を日本に呼び戻そうとしているのは、少々不可解だ。
小野がヨーロッパを出たいと思っているのなら、なおのこと理解に苦しむ。

小野の現在のポジションは明らか。今はケガが回復し、来年6月のワールドカップでプレーできるかどうか様子を見ている状態だ。
ここで言うケガの回復とは、試合に出場できるようになるまでの回復である。
グループリーグ最終戦、ブラジルと対戦する時点まで突破の可能性を残すには、日本は精神的にも肉体的に強くなる必要がある。それというのも、最初の2試合で、タフで闘争的なオーストラリア、クロアチアと戦わなければならないからだ。

レッズにしてみれば、ケガから回復途中の小野を助けたいのだろう。これは素晴らしいことだと思う。小野がケガから完全に復活すれば、チームは日本最高のサッカー選手の一人と契約できるということだ。
とはいえ小野にとっては、浦和に復帰するということは明らかな“後退”だ。

私は以前から、小野にとってフェイエノールトはスペインやイングランドのより大きなチーム、より大きなリーグへの足がかりに過ぎないと思っていた。
彼がケガを避け、ここまで出場機会を奪われることがなかったなら、そうなっていたはずだ。
事実、彼の移籍を準備していたと明かしたフェイエノールトにとって、今回のケガは本当に余計なものだったのだ。ひょっとすると、彼がヨーロッパで自身の可能性を開花させる機会はもうないのかもしれない。

体調万全の小野は見ていてとても楽しい選手。それだけに、彼自身にとって、チームにとって、そして日本のサッカーにとってこれは非常に残念なことだ。
現時点では、小野のレッズ復帰は間違っていると私は思う。彼にはまだ時間がある。ケガを治し、ヨーロッパでのキャリアを続けることだ。
ロッテルダムででは、ないだろうけれど…。

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