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レッズファンはアルパイの暴力行為には驚かない

2005/11/21(月)

さぁ今回は、アルパイ・オザランは誰のせいにするつもりだろう?
レフリー?
(対戦相手の)スイス代表?
それとも、鈴木隆行?

先週半ばに行なわれた2006年ワールドカップ(W杯)欧州予選のプレーオフ、トルコ対スイス戦のハイライト(いやむしろローライトと言うべきか)を皆さんがご覧になったかどうかわからないが、試合終了後のシーンは衝撃的なものだった。
この試合はトルコが4−2で勝利を挙げたが、アウェーゴールのルールが適用されスイスがドイツW杯の出場権を獲得した。試合後、選手たちがピッチから走って退場しようとしていた時、スタンドから“ミサイル”が飛んできた。
世界でも最も熱狂的なスタジアムの一つ、イスタンブールでは、これは避けようがない。何せ、数年前にはリーズ(プレミアリーグ)の2人のサポーターが刺し殺されるという事件が起きたスタジアムなのだ。

1人のスイス選手が、トルコのチームトレーナーを追い越す際に彼の左足を蹴飛ばした。そして、1人のトルコ選手がそれに報復しようとしたのだ。
レッズファンの皆さん、それが誰かわかりますか?
そう、アルパイ。アルパイがスイス選手を後ろから蹴飛ばした。ただし、トルコのチームトレーナーを蹴飛ばした選手ではなかった。
これが発端となり、ロッカールームへ向かう通路でのレスリングマッチへと発展した。実際、私にはあの場に浜口京子やアニマル浜口がいたようにさえ思えた。
これは恥ずべき光景なのだが、アルパイの場合は予想の範囲内のものだった。
彼はデビッド・ベッカムへの“口撃”によりプレミアリーグを追い出され、韓国では所属チームを飛び出し、さらに、度重なる規律違反の結果浦和を解雇された張本人なのだ。

シーズン開幕日のさいたまスタジアムの天気も、今日のようにすっきりと晴れていた。そんな日に、アルパイは鈴木隆行への暴力行為で退場になった。
レッズのスタッフやファンが鈴木を責めるのはたやすいことだ。しかし、彼がフリーキックを獲得するためにそうした手(テ)を使うのは、周知の事実だ。
アルパイが鈴木の策にまんまとハマり、彼のアゴを掴んで退場になったという事実は他の誰でもなくアルパイ自身のせい。年齢と、そして経験から、彼はもっと物事を理解しているはずなのである。しかし明らかに、彼は理解していなかった。そして今、FIFA(国際サッカー連盟)から選手資格を剥奪される可能性さえある。

アルパイが、ピッチの外ではとてもフレンドリーで礼儀正しい。日本にいた頃の彼を知っている人間は、みな口をそろえてそう言う。
しかしながらいったんピッチに立つと、彼の頭上を“赤い霧”が包んでしまう。レッズも、この霧の被害者だ。今回の乱闘騒ぎで、レッズは彼を解雇したことが正しかったと感じただろう。

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