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JFAが注目するなか、西野監督はプレッシャーをはねのけられるか

2005/11/14(月)

ガンバ大阪にとって、特に西野朗監督にとって、試練の時だ。
3週間前、ガンバは少なくとも1つ、いや、2〜3のタイトルだって取れるのではないかと思わせるほど好調だった。
27試合を終え、ガンバは鹿島アントラーズに5ポイントの差をつけリーグ首位。そして、ジェフ千葉とのナビスコカップ決勝、さらには天皇杯が控えていた。
しかしホームでの大分戦、アウェーでのFC東京戦の連敗で鹿島に1差と迫られ、今では5ポイントのなかに5チームがひしめいている。

このようななか、ガンバは先週ナビスコカップ決勝に臨んだが、結果は0−0の引き分け。PK戦の末、ジェフに敗れた。
3冠の夢は断たれた。しかしガンバと西野監督はリーグ初制覇を成し遂げ、関西初のJリーグタイトルをもたらすだろう。
彼らの目標はハッキリしている。とはいえ、鹿島には優勝するだけの力が十分あることは証明済みだし、浦和レッズだって、昨年セカンドステージ制覇した実績がある。
首位を死守しようとするガンバにすべてのプレッシャーがかかるなか、こうした優勝争いの経験は極めて重要である。

一方、鹿島には、2000年に就任1年目で3冠を達成し、これまでに日本の全タイトルを獲得してきたトニーニョ・セレーゾ監督がいる。
今年はセレーゾ監督の最後の年。彼が去るという発表は、チームの結束を強めたに違いない。誰もが、特に選手やサポーターは、多大な貢献をしてくれた彼を良い形で見送ってあげたいところだろう。
こうした結束、経験、そして静かな決意はシーズン終了間際になってチームを鼓舞する大きな原動力となる。一方のガンバには、ここまで好調だっただけに首位を守ろうというプレッシャーがかかる。

数年前、西野監督はレイソル時代にナビスコカップを制し、リーグでもセカンドステージ制覇目前までいったことがあった。その時はセカンドステージ最終日、国立競技場での鹿島戦がスコアレスドローに終わり、優勝できなかった。
ワールドカップが終わり、ジーコが去った後、日本サッカー協会(JFA)が日本人監督を候補として考える場合、ガンバの優勝は西野監督を日本代表監督の有力後継者に押し上げるだろう。
もちろん、西野監督には今は他に考えることがたくさんあり、日本代表監督のことまで考えていられない。とはいえ、この数週間、数ヶ月先、JFAにとっては重要な要因となっていく。
もしガンバが首位の座を守りきり、西野監督がこのプレッシャーをはねのけることができれば、この元オリンピック代表監督は来年夏にはジーコの後継者の最有力候補になることだろう。

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