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ツネが最優先すべきはW杯

2005/10/27(木)

宮本恒靖は、必ずしも幸運に恵まれた選手というわけではない。
2002年のワールドカップでは、骨折した鼻を保護するためにバットマンのようなマスクをつけ、その名を馳せた。
現在、リーグとカップの2冠——ひょっとすると天皇杯も奪取して3冠になるかもれないが——に向けまい進しているガンバにあって、宮本は右ヒザの故障により約1ヶ月間の欠場を強いられている。
負傷したのは土曜日。調子を上げきている大分トリニータにホームで敗れた(1−2)試合の終了間際で、ガンバは数分の間に二重のショックを受けた。

11月5日に行なわれるジェフとのナビスコカップ決勝を欠場するのは確実なようで——もっとも、最近では本当の回復期間はなかなか予想しにくいのだが、ガンバに忠誠を尽くしてきた宮本にとってはなんとも残念なこととなった。
しかしナビスコカップの決勝が控えていようと、シーズンの残り試合が控えていようと、宮本本人は無理に復帰を急いではならないと自覚しているだろう。
理由は簡単。2006年のワールドカップが最優先事項だからだ。
じん帯が完治しないまま早期に復帰し、ケガが再発すれば、宮本はずっと厄介な問題を抱えることになってしまう。
数週間の欠場が数ヶ月になればワールドカップに向けた日本代表の強化スケジュールに頭から参加するのは不可能になるだろうし、大方の人々と同じく宮本も、代表で実績を築いてきた選手を信頼し続けるというジーコのやり方は理解しているだろう。

今後数週間は、宮本がワールドカップで活躍するために重要な意味を持っている。宮本は根気強くなり、日本代表の一員であることを自覚してガンバへの愛着を自制しなければならない。
もちろん、宮本がいるといないとではナビスコカップの決勝は違ったものになるだろうが、故障が予想以上に長引かなければ、リーグ戦の終盤には復帰の準備が整うだろう。
右足が完治し、その上でリーグ・チャンピオンとしてJ1のシーズンを終えることができれば、ついに宮本が幸運を感じるときが来るのかもしれない。

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