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やっぱりカズから目が離せない

2005/10/06(木)

キングは、どうしたってニュースになってしまうようだ。
ほんの数週間のうちに神戸から横浜、そしてシドニーへ。三浦知良の光り輝くスター性が改めて立証された。
今週のはじめ、カズの横浜FCからシドニーFCへの期限付き移籍が決まり、この日本のスポーツ界の代表的存在が、12月に日本で開催されるFIFA(国際サッカー連盟)の新たなイベント、世界クラブ世界選手権に出場できるようになった。

今回の決定は、オーストラリア側にはなかなかの広報効果をもたらした。シドニーFCはイベントを通して熱狂的な日本人ファンの応援を期待できるだろう。
ご存知のとおり、オーストラリアはオセアニア連盟からアジア連盟への移籍についてFIFAの承認を受けている。そしてシドニーの関係者は、今回のカズの移籍が2つの国、2つの大陸を結ぶ架け橋になるものと期待を寄せている。
また、カズが最善を尽くし、仕事のあらゆる場面でプロフェッショナルな態度を貫くことも、関係者は知っている。練習場でも、スポンサーやメディア、同僚、ファンに対しても、カズはプロフェッショナルなのである。
かつてほどの勢いやきらめきはないかもしれないが、ハングリー精神や野心は失っていないし、宣伝効果やファンへの対応といった面で、シドニーの投資に応えるシーンが数多く見られるだろう。

イベント主催側も万々歳だろう。シドニーFCが、応援するクラブのない開催地・日本のサポーターの楽しみになるからだ。
アジアチャンピオンズリーグで横浜F・マリノスとジュビロ磐田はノックアウトステージに進めず、エメルソンを補強したアルサドも最近敗退した(これ以上浦和レッズのファンを刺激したくないので、この件に関するコメントは差し控えたい)。
しかし今、カズがシドニーFCのメンバーとしてプレーするだけでなく、サンパウロとリバプールが南米とヨーロッパの「ビッグ2」となっているので、チケットも順調にさばけることだろう——マリノスとジュビロが早々と脱落してしまった後、この点がFIFA(それから電通)の悩みの種だったに違いない。

カズに関して言えば、たとえ2〜3ヶ月であっても素晴らしい都市に移ることになる。
オーストラリアでは、サッカー(オーストラリア式フットボールという独自のブランドのフットボールがあるためオージーたちもサッカーと呼ぶ)はラグビーリーグ(13人制ラグビー)やラグビー・ユニオン(15人制ラグビー)、クリケット、オーストラリア式フットボールの後塵を拝する存在だが、関係者たちは、1993年の日本でのJリーグ発足時と同じように、新たに創設した「A−リーグ」をアピールするための活動を続けている。
カズにとっては、今回の移籍は英会話が上達するチャンスでもある。英会話の能力は、世界を股にかけた長い選手生活に終止符を打ったあとも、彼のキャリアに大いに役立つはずだ。

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