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妥協を拒んだJFAのマッチメーク

2005/10/20(木)

11月16日に東京で行なわれる親善試合の相手をコートジボワールからトーゴに変えた、JFA(日本サッカー協会)の断固たる姿勢を評価したい。
当初はコートジボワールが来日する予定だったが、ディディエ・ドログバをはじめとするベストメンバーが揃わないことが明らかになり、日本は代わりにトーゴを招くことを決めた。
この決定に、チェルシーは大喜びしているにちがいない。大金を払って獲得した選手がシーズン半ばに日本まで往復し、国際親善試合で負傷するというリスクを負うのは、チェルシーにとって最も好ましくない事態だからだ。

その一方で、コートジボワール・サッカー協会にとっては大金を手にする機会がフイになった。おそらくJFAは相当な額を支払う用意があったと予想される。
JFAは、数年前のナイジェリア戦での失敗を教訓にしたのだと思う。
その試合は日本が3−0で勝ったが、ほとんど冗談のようなもの。代表戦でのゴール奪取率を大幅にアップさせた高原以外の関係者にとっては、まったくの時間の無駄であった。

私事で申し訳ないが、もうすぐ私の誕生日で、この時期になるとあの試合を思い出すのだ! ナイジェリアは5人の交代枠を埋めるだけの選手もいなかった。ベンチにいたのは確かキーパーの交代要員を含めた4人だけ。まさに日本への侮辱そのものだった。
その夜で記憶に残しておくべきことといえば、国家を歌った男性が着けていたナイジェリアの伝統的な被りものだけで、ひょっとすると、その男性が被りものを脱ぎ、背番号16のユニフォームを着てナイジェリアベンチに座るのではないかと思っていた。

今回は、JFAは毅然とした態度をとり、コートジボワールとの交渉を打ち切りトーゴを新たな交渉相手とした。
トーゴは楽しみな相手である。コートジボワールと同様、トーゴもワールドカップ初出場の国だ。今予選、アフリカでは革命とも呼ぶべき動きがあり、セネガルやカメルーン、ナイジェリアといった国々が予選で脱落した。
トーゴはベストメンバーを派遣すると約束したが、さて、ベストメンバーでなかった場合に、それに気づく人間がいるのだろうか? 重要なのは、トーゴが今回の試合を真剣に受け止め、そこで得られる経験や人々の注目、そしてもちろん現金に見合うだけのプレーをするかどうかである。
国立競技場での茶番劇のような試合は、もうごめんこうむりたい。

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