“レイソル&トルシエ”こそパーフェクトコンビ!?
ここ最近何かと話題を提供している柏レイソル。
勝点が多いわけでなく、ゴール数も多くない。それでも、このクラブには退屈させられないのだ。
まず、先週土曜日のジェフ千葉戦。1−5の敗戦後に起きた、監督解任などを求めての“座り込み”についてはっきりしておきたいことがある。
レイソルファンは何か問題を起こしたわけではなく、もちろん暴力に訴えたわけでもない。
当然のことながら彼らはただイライラし、案じていたのだ。それでも、抗議行動は平穏に行なわれた。
聞くところによると、いくつかのメディアでレイソルファンがまた騒動を起こしたと報じられ、クラブ側は憤慨しているという。
そうではない。彼らは溢れる情熱の中で、自身の想いを聞いてもらいたかっただけ。そして、「柏レイソル」と叫び、チームへの支持を示したのだ。
1人の年配のサポーターがファンの大多数が支持する提案をしたとき、おそらく3歳か4歳ほどの子どもも含めて100人くらいの人々が歓声をあげる様(さま)は面白いものだった。
レイソルファンは、直ちにクラブの社長もしくは監督と話し合いの場を持つことを要求。これに対し、クラブ側は今季の成績について深々と頭を下げ謝罪し、日曜日の午前に日立台で行なうサポーターズカンファレンスの前に彼らをなだめようとした。
チームの経営陣には、当然ながら多くの疑問が投げかけられることだろう。
個人的には、レイソルが抱える最大の問題の一つはチームに即しない外国人選手の獲得だと考えている。
フロント陣の弱さ、つまり経営陣の弱さが、レイソルを代理人が思うままの扱いやすいクラブにしてしまったのではないだろうか。新たなネットワークを構築し、ブラジルや韓国以外にももっと目を向けるべきだ。
今チームに在籍している選手の中では、クレーベルは良い選手だ。しかしチームのこうした状態が続けば、果たして彼もいつまでチームにいてくれるだろうかと考えざるを得ない。
コーチ陣を見てみると、チームはこれまで、ブラジル人、イギリス人、そして日本人を試してみた。しかし、その誰もがチームの現状を打破できなかった。この点も、チームの問題の一つであるに違いない。
そしてタフな監督。これこそが、今チームが必要としているものだ。フィリップ・トルシエ氏の監督就任の可能性を確認してみても良いのではないだろうか?彼なら安易な妥協はしない。とは言え、彼を柏に迎えることは、これを嫌がる選手やスタッフも多いだろうが…。
まぁ良いではないか!ひょっとすると、これこそがチームに必要なものかもしれない。
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