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アレックスには罰金を

2005/06/09(木)

うん、今回はジーコに脱帽だ。
プレッシャーのかかるバーレーン戦(8日)では、このブラジル人監督の打つ手がすべて当たったのではないだろうか?
私は、彼の3−4−2−1のフォーメーションが本当に気に入った。理由は、代表の強み、つまり中盤を活かしていたからだ。
このフォーメーションのおかげで、小野を故障で欠いても6人のミッドフィルダーを起用できたし、ついに正しいバランスを見つけられた。
バックの3人は安定し、ピッチの左右に並んだ中盤の4人は日本チームに堅牢さと十分な広がりを与えるものだった。
7人の選手が守りに備えているので、残りの3人は攻撃に集中すればよい。
中村と小笠原は自由に動き回ってワントップの柳沢をサポートすることができた。この3人プラス中田英が入った連係で、この試合唯一のゴールが生まれたのである。

UAE戦後、ジーコは鈴木を擁護したものの、この試合では彼を先発で起用せず、アントラーズにおける彼のかつての同僚を攻撃の前線に送りだした。
その夜はすべてがうまく機能し、日本が試合の主導権を握ってボールを支配し、バーレーンには決定的とも言えないチャンスを2、3度与えただけであった。
ゴールが生まれると生まれないのでは、なんと大きな違いがあることだろう!
突然、日本代表はリラックスし、楽観的になった。もう予選突破が決まったみたいに…。
実際には、予選突破はバンコクの北朝鮮戦で決めなければならない。
出場停止で中村、中田英、アレックスを欠いても、最終予選で0勝4敗のチームに勝つか引き分けるのは、日本にとって十分可能なことだろう。

それはそうとして、アレックスは一体何をしていたのだろう?
ペナルティキックを得ようと不必要なダイブをし、またもイエローカードをもらうなんて、まったくばかげた行為だ。
JFA(日本サッカー協会)には、アレックスに罰金を科して欲しいものだ。今回のような行為は日本サッカー全体に悪影響を及ぼすからだ。
2年前のコンフェデレーションズカップ、ニュージーランド戦でアレックスに退場処分が下されていたら、その後の結果はかなり違っていたかもしれない。
その試合でアレックスは序盤に無様なファウルで警告処分を受けていたが、相手のペナルティーエリア内でのダイビングには2枚目のイエローカードが出されるべきだった。アレックスは罰則を免れ、日本は3−0で快勝。そうして、このことは忘れ去られた。
JFAは、彼に欺瞞的な行為をやめ、きちんと“サッカー”をするよう申し渡すべきである。

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