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関西期待の大阪ダービー

2005/05/12(木)

Jリーグが発展を続けるにつれ、「ダービー・デイ」の重要性がますます大きくなってきているようだ。
その良い例が、土曜日、セレッソが長居スタジアムにガンバを迎える「大阪ダービー」である。
面白い試合になるのは確実だろう。両チームとも、素晴らしい状態を維持しているからだ。

セレッソは瞬発力と組織力を活かしてプレーしており、攻撃陣は森島、古橋、西澤が危険なトライアングルを形成。とてもバランスの良いチームになっている。採用するフォーメーションは3−4−3か、ひょっとすると西澤を前線のターゲットとする3−4−2−1になるかもしれない。
一方のガンバは、相変わらずあらゆるポジションに良い選手が数多く揃っている。大黒はチャンスメーカーとしても、ストライカーとしても絶好調。さらにフェルナンジーニョとアラウージョというブラジル人のサポート役が2人いるため、こちらも攻撃陣は強力だ。
宮本が3バックの中央に復帰しているため、シジクレイと遠藤のコンビが「エンジン・ルーム」となっている中盤は、堅牢さを増しており、コンパクトにまとまっている。
シジクレイはとても安定していて、効果的な仕事をし、日本のサッカーを熟知している。いつもシンプルにプレーしてチームを機能させるよう努めており、まさに優れた「ボランチ」の見本と言える。
どちらのクラブも、大阪ダービーを盛り上げるために懸命な取り組みを続けていて、今週号の『週刊サッカーマガジン』誌ではカラー・ページでこの試合が採り上げられていた。

イングランドでは、地域のダービーは次シーズンの試合日程が発表されたときにファンが最も楽しみにする試合だ。
私の出身地は(マンチェスターとリーズの間にある)ハリファックスで、ハリファックス・タウンは現在、プロのフットボール・リーグより1つ下の「カンファレンス」(5部相当)でプレーしている。
私は次々と組まれるダービー・マッチに育てられたようなもので、たとえばブラッドフォード・シティとハダーズフィールド・タウンはともに4マイルか5マイルくらいしか離れていないところにある。
ダービーのある週は興奮が高まり、学校の友達が仲の良い敵となったものだ。友達が相手のチームを応援する場合、ダービー・デイ当日に彼と並んで応援するなんてことはまったく無理な話だった。
相手チームが得点した時の痛みは、堪え難いものだ。自分のチームのゴールネットにボールが突き刺さるのを見るのは、自分のチームの選手が意気消沈するのを見るのは、相手のファンが大騒ぎしているのを見るのは(そして、それを聞かされるのは!)、楽しい経験とは言い難いものだった。

しかし自分のチームが勝てば、特に敵地で勝てば、その時の順位に関係なく、人生は素晴らしいものになったっけ…。
ダービーで勝てば学校では友達に大威張りできるし、友達は手のひらを返したようにともて慎ましやかに、物静かになった。
そう、ダービーの結果が生活や街の雰囲気に影響を及ぼしていたのである。
Jリーグが創り出そうとしているのは、こうしたものだが、このような伝統を築くには長い時間が必要となるだろう。
長居に大勢の人が詰めかけ、両チームのファンの間で、激烈だが親密なライバル関係が見られれば良いと思う。
え、結果?
今回はめったなことは言えないので、2−2と予想しておこう。ちなみにこれはハーフタイムのスコア予想だけどね!
後半に何が起るかは全く予想できない。
ダービー・デイとは、そういうものなのである。

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