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ジーコはキリン杯というチャンスを活かせる?

2005/05/09(月)

ジーコがキリンカップの日本代表メンバーを発表する月曜日(9日)を目前に控え、私はなんとか自分の気持ちを盛り上げようとしている。
というのも、毎回のように期待しては裏切られるからだ。サプライズもなければ冒険もなし。毎度おなじみの顔ぶれ…。
新しいメンバーを試す機会があってもジーコの人選はいつも予想の範囲内だし、慣れっこになってしまった。
唯一の話題はヨーロッパ組の中で誰が呼び戻され、誰が体調も良く、誰が先発し…いや、こんな話にも飽きてきた。

そもそも今回のキリンカップ、ペルー戦、UAE戦にヨーロッパ組の選手達をなぜ呼びたいのか、全く理解できない。
長いヨーロッパでのシーズンも終了間近。ベンチでシーズンを過ごしたにしても、彼らに休息を与えてはやれないのだろうか。なぜ「今月末にUAEで会おう。6月3日のワールドカップ最終予選、バーレーン戦の練習に参加してくれ」と言えないのか。
その方がより合点がいくし、ジーコにとっても、プレッシャーの少ないキリンカップは新しい選手を見るチャンスだと思うのだ。

では、ジーコのドアを叩く選手としては、誰がいるだろうか?
実際のところ、それほど多いわけではない。しかしそれでも、代表でどれだけできるのか見てみる価値のある選手が2〜3人はいると思う。
まず、左サイドには三都主の交代要員が必要だ。5月4日に行なわれたジュビロのホームゲーム、ガンバ戦では早々に交代してしまったが、村井がそのポジションには最適かもしれない。
村井がだめなら、ヴェルディの相馬(崇人)はどうだろう。ジーコは、相馬が横浜F・マリノス戦でこれまた右サイドの加地の交代要員として候補に挙げられる田中隼磨と対戦するのを見た。
相馬には可能性がある。しかし彼はまだ未熟で、代表入りは1年後といったところだろうか。サンフレッチェの服部(公太)は27歳と年齢はいっているが、コンシスタントで能力も高い。選ばれれば面白いと思う。

また、私はこれまでFC東京のトリオ、茂庭(照幸)、今野(泰幸)、そして石川(直宏)を支持してきた。しかし現在チームは6連敗中。昨シーズンの好調時でさえ彼らを選ばなかったのに、調子を落としている今この時に彼らを選ぶ道理はない。
ただ、3人の中で今野は見てみたいと思っている。

前線では、ヴィッセルの播戸(竜二)はどうだろうか。最悪のシーズン開幕を切り、自信を失っているかもしれないが、彼には爆発力がある。他のストライカーとは一味違い、途中出場でチームに活力を与えられる選手だ。
先にも述べたが、現時点でJリーグで活躍している選手は少ない。しかしジーコにはこの機会を利用して、少なくとも将来の日本代表候補を見てもらいたい。
月曜日にはそれもはっきりするけれど、期待はしない方が良いだろうな…。

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